○工藤万砂美君 新井炭の方ではできるだけ貯炭を抱えないで、買い付け炭を抱えない方がいいというような考え方も持っているようですし、その処置をどうするかということについても非常に心配をしているという面もございますけれども、しかし本当に各炭鉱がわらをもつかむような気持ちでこの新井炭に期待をかけておりますので、これは今後の鉄鋼の引き取り状態によっては仮に枠がオーバーしても対処できる、弾力的に運営をしていただけるんだというふうに
工藤万砂美
○有吉参考人 現在の出炭は二千万トンをちょっと切っておりますのですけれども、これは先ほど向坂参考人からも説明のありましたとおりでございまして、幸い幌内の出炭も回復いたしておりますし、北炭さんの新鉱の出炭が軌道に乗ってまいりましたが、なおこの需要がありませんので、大手の各社は中小の炭の買い付け炭と申しますか、こういったものを相当切っておるわけでございます。
有吉新吾
以上申し上げましたとおり、当社の再建路線すなわち今後の経営基盤は、夕張新炭鉱の原料炭年産百五十万トン、幌内炭鉱の一般炭年産百三十万トン、この二つの大きな柱の上に成り立つものでありまして、五十六年度にはこの二つの山の生産をもとといたしまして、傍系空知炭鉱からの買い付け炭を加え、北炭全体としては原料炭二百八十万トン、一般炭百六十一万トン、合計四百四十一万トンの安定した経営が期待されるのであります。
斎藤公