1984-04-12 第101回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第4号
もう一つは、河川管理の責任を持つ建設省、あるいはまたここは直接的には関係ありません県は、ダムの操作の指示命令の具体的内容として予備放流、それから貯留制限あるいは洪水調節があるにもかかわらず、洪水を調節、防除する責任を十分に果たさなかったのではないか。
もう一つは、河川管理の責任を持つ建設省、あるいはまたここは直接的には関係ありません県は、ダムの操作の指示命令の具体的内容として予備放流、それから貯留制限あるいは洪水調節があるにもかかわらず、洪水を調節、防除する責任を十分に果たさなかったのではないか。
そういうダムにつきましては、特に建設大臣が洪水予報を実施しておる重要な河川約十八河川ございますけれども、そういう河川につきまして貯留制限の指示、あるいは調節の指示、予備放流の指示、解除の指示等の諸問題につきまして検討しておるという段階でございます。この案が出先なり県と協議しまして成案を得ますれば、これによりまして来年度から出水期までに結論を得まして実施したいというふうに考えております。
したがって、そんなに上げては、台風二十四号がきておりますので、これは貯留制限をすべきではないかということで、十七日の十四時に貯留制限を実施しております。そうして、その間水位を上げないように、レベルを保つように指示しております。その結果約二千万トン程度の洪水調節容量ができたわけでございます。そしてその待機容量をつくりまして今回の台風を迎えたわけでございます。
したがって、ダムとして非常に満水に近くなりましたけれども、満水の手前で約二千万トン以上の容量を残しまして、貯留制限を行ないまして、約二千万トンの待機容量をとったようなことになっております。その結果、これは概数でございますが、佐久間ダムに流れ込んできた水が毎秒約四千トン、流した量が、放流した量が三千三百トン、これは毎秒でございます。したがって、七百トンの洪水を毎秒調節したということになっております。