1947-08-19 第1回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第5号
、目下政府全體といたしましては、御承知のように炭質向上運動を商工省を中心として強力に展開をいたしておりますが、私どもの方といたしましても粉炭をそのまま使わずに固形化して使う、竝びにピツチの配給をでき得る限り受けましてピツチ煉炭についてもできる限りの増産を圖り、その他乏しい、又比較的種々雜多な石炭ではありますが、春から夏期にかけましては御承知のように石炭の節約時間でありますので、この機會にできる限り貯炭態勢
、目下政府全體といたしましては、御承知のように炭質向上運動を商工省を中心として強力に展開をいたしておりますが、私どもの方といたしましても粉炭をそのまま使わずに固形化して使う、竝びにピツチの配給をでき得る限り受けましてピツチ煉炭についてもできる限りの増産を圖り、その他乏しい、又比較的種々雜多な石炭ではありますが、春から夏期にかけましては御承知のように石炭の節約時間でありますので、この機會にできる限り貯炭態勢
札幌鐵道局管内の機關車及び貨車等の手持數が非常に少なく、要修理車の比率が高く、而も同鐵道局工機部の機能低下等の多くの惡條件のため、その輸送量は、要望量を遥かに下廻つており、そのため、一般物資の滯貨は、最近増加の一途を辿り、而もこれらの滯貨の中には、石炭生産上重要な物資が、非常に多く含まれているので、石炭増産上多大の支障をきたし、のみならず、最優先順位にある石炭輸送さえ逐次急迫を告げ、そのため、坑所貯炭
從つて我々として考えられるのは、政府當局として實際に石炭の増産を、國管まで出されようとしておるに拘わらず、實際に札鐵局において二十四萬八千トンの貯炭が今日から見込まれておるということでありますので、ここに我々が心配いたす點があるのであります。それには札鐵局にどうしてそれじや豫定通りに出さないかという問題を提案したのに對して、今の機關車や貨車の問題が出て來たわけであります。
もし只今の數字を以て見ますと、例えば港頭に貯炭が十分積んでございまして、小樽なり室蘭の機械荷役をいたします場合には、假りに荷物待ちがなく、荷役が半分ですむといたしますと、例えば小樽だけでも大體一萬トン級の船と五千トン級の船を一ケ月間遊ばしているという數字になります。
の昭平炭鉱では、配車不振のために、せつかく掘つた炭を山元に眠らせていましたが、昭和二十一年もおし迫つた十二月三十日になつて二十数車輛の配車を得て、俄然活氣づきまして、山元並びに駅の積込場において、折からの降雨をおかして二十四時間ぶつ続け作業を敢行し、次いで大晦日と元旦とこの三日間、鉄道配車とシーソーゲームを演じ、鉱長以下労働組合全員に臨時作業人夫を加えて、文字通り全山一体となつて猛作業の結果、見事貯炭
現在の貨車輸送の状況から考えてみますと、九月以降において月五十五萬トンの貨車輸送の計畫を現在札鐵當局ではやつておりますが、この五十五萬トンが順調に行われたといたしましても、今年度下期までの見透しでは、配炭公團の調査でありますが、山元貯炭が六十八萬トンに上るであろうということが、調査の結果として想像されます。
例へて申しますると、本年の末には石炭公團の調査によりますると、貯炭は六十八萬トン位になるのじやないか、山元貯炭が六十八萬トン位になるのじやないか、こういうことになりますと、折角炭鑛で一生懸命に働きましても、生産意欲きいうものはどうしてもこれは落ちるのであります。これは鐵道の運輸の刷新を是非ともしなければならんと考えます。
山元に貯炭ができるということになつて來ると、増産意欲を阻害して、直ぐ坑夫諸君が休んだり、働かなかつたりするから、山元に貯炭を置かないということは増産の大切な條件だから、今のうちからこの輸送の問題について十分に考究をして戴きたい、こういうことであります。
最後にこの冬の電力危機から來るところの対策でありますが、これは第一四半期及び第二四半期におきまして、この冬に対しましてできるだけ貯炭の準備をいたしておりますし、又お話のように設備の改善等に対して或る程度の資材の割当を行いまして、これをやることにいたしておるのでありまして、今から準備をいたしておる次第であります。簡單でありますが、これで終ります。(拍手)。 〔國務大臣水谷長三郎君登壇〕