1981-10-23 第95回国会 衆議院 地方行政委員会 第2号
いま旅客と貨物別というお話がございましたが、これは多少計算に手間取りまして大体年末にしか出ないものでございますから、五十四年の数字をちょっと申し上げますと、五十四年に貨物の全体の赤字が六千一億円、共通がございますので、共通経費を除きまして貨物プロパーで出ております赤字が千六百七十二億円、そして旅客と貨物全体では八千四百三十九億円の赤字が出ております。 〔委員長退席、安田委員長代理着席〕
いま旅客と貨物別というお話がございましたが、これは多少計算に手間取りまして大体年末にしか出ないものでございますから、五十四年の数字をちょっと申し上げますと、五十四年に貨物の全体の赤字が六千一億円、共通がございますので、共通経費を除きまして貨物プロパーで出ております赤字が千六百七十二億円、そして旅客と貨物全体では八千四百三十九億円の赤字が出ております。 〔委員長退席、安田委員長代理着席〕
こういった点にかんがみまして、再建計画におきましては、十兆五千億のいろいろと投資を行なうわけでございますが、貨物輸送の近代化ということにつきまして、複線とか電化は別といたしまして、貨物プロパーに投入いたしますのが約一兆八千七百億でございます。
旅客プロパー、貨物プロパーのもの、これはございますけれども、客貨両方で使ってるものをどう分けるかということ、この分け方はいろいろな前提を置かなければできないわけでございまして、現在公にいたしております客貨別の原価計算は、きわめて算術的に一つの、たとえば一キロ走るのにどうだというふうに、きわめて簡単な同じ数字を使ってやってるわけでございます。
実は、過去を振り返ってみますと、四十年から四十七年まで、昭和四十年代になりましてからの投資全体、三兆一千億ぐらい投資をいたしております四十年度から四十七年度八年間でございますが、その三兆一千億の中で貨物プロパーにわずか三千億しか投資いたしておりません。その三千億は全国でございます、全国で三千三百億、それに対しまして、ほとんど東京の通勤だけで四千七百億投資いたしております。
貨物プロパーのそういう路線をつくる場合には大都市通勤対策費からそれを全部出すなんということは、これは常識的に私はおかしいと思う。それは国鉄だけに通用する理屈ですよ。 それじゃお尋ねしますけれども、新幹線のホームを改良するという工事、これがどうして通勤対策費から出されているのですか。
そういう設備投資を、貨物プロパーの設備投資を大都市通勤対策だなどということでやるということ自体が間違っておるのじゃないかということを言っておるのですよ。それだったら、皆さんたちは新幹線建設を幹線輸送力の増強という、そういうことでできることになるでしょう。みんな費目、投資区分をしているわけなんだから。
たとえば電化あるいは複線化等は、旅客輸送で使うと同時に貨物輸送にも相当使われるわけでございまして、ここで貨物としてあげてございますのは、貨物プロパーに使う投資だけであるというふうにお考え願いたいと思います。そういたしますと、大体客貨の投資割合が、新幹線は一応別といたしますと、四分六くらいになるというふうに考える次第でございます。