2021-02-01 第204回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
損失補償については、適法な公権力の行使によって加えられた財産上の特別の犠牲に対し、全体的な公平負担の見地からこれを調整するためにする財産的補償ということで、財産権に対する損失補償というのは定められているわけでございますけれども、これは行政法上の学説としてそのように考えられているわけでございます。
損失補償については、適法な公権力の行使によって加えられた財産上の特別の犠牲に対し、全体的な公平負担の見地からこれを調整するためにする財産的補償ということで、財産権に対する損失補償というのは定められているわけでございますけれども、これは行政法上の学説としてそのように考えられているわけでございます。
他方、反対者の意思に反する建てかえを認める以上、反対者への財産的補償が必要となりますため、区分所有法では、建てかえ決議の賛成者から反対者に対する時価での売渡し請求の制度が設けられております。
この損失補償とは、一般的には、適法な公権力の行使によって加えられた特別の犠牲に対して、社会的公平の見地から全体の負担においてこれを調整するための財産的補償と考えられているところでありまして、この八十八条の規定に基づく武力行使により民間人等に被害が生じた場合の損失補償については、同条の規定に基づく自衛隊の武力の行使の被害のうち、社会的に受忍すべきものとされる制限の範囲を超えて特別の犠牲を課する場合に該当
まさにそのとおりでございますが、財産的補償以外に法制度の中でそういうものに報いる方法がなかなかございませんので、いろいろ幅広く調査して、何かいい方法はあるかということを検討しようということで、まず概算を幅広くやろうとしたのですが、その前にやはり幅広い意見等も聞き、調査をする必要がまずあるんじゃないかということで、とりあえず十二年度予算では千四百万の調査費を計上させていただいている、こんなことでございます
適法な公権力の行使によって加えられた経済上の特別の犠牲、公用徴収、公用使用というようなものだけれど、これは行政上どうしても必要だという場合には財産的補償をする、こういう概念はドイツにはある。フランスにもイギリスにもある。時間が余りないから言わないけれども、日本にはないんです。だから法的根拠はないんだ、交付金というのは。認めなさいよ。
○矢田部理君 精神的損害のアップ率があることは事実だけれども捕捉し得ないというのは、これまた捕捉し得ないのではなくて、捕捉する努力すらしなかったのじゃないかというふうに思われるわけですが、そこで大臣にお尋ねしたいと思いますが、これは弁護士会などでも年々、こういう金額では相当でないというようなことで、いろいろな根拠を挙げながら指摘をしてきた経過があるわけでありますけれども、今回の件についても、財産的補償
だからたとえば、いまは財産的補償というかっこうがきわめて厳格に出ておるわけですけれども、やはり少数残存者補償、これは生活的補償だと思うのですが、そういう生活補償的な方向にもっと統一基準要綱というものを改正していくべきではないか、私はこう思うわけなのです。大臣は非常に思いやりがございまして、ことしの六月二十六日の参議院のこの法案の審議のときに、わが党の春日議員の質問に対してこう言っておられる。
このケースの場合には金銭補償でなしに現物補償、前の場合には財産的補償でなしにもつと生活補償的な方向で統一基準要綱というものを早く改めるべきではないかというふうに私は思うわけなんです。建設白書などには、昨年建設省の中で損失補償制度改善研究会というようなものもできておるように聞くわけですけれども、これの状況はどうなっておるのか。その後の作業状況、これを聞きたいと思います。
その上、水没住民の生活再建や水源地域の再建事業の相当部分が財産的補償、原機能回復のたてまえに立つ公共補償など、現行のわが国における補償制度の不十分なことから生ずるものであることは、政府自身も認めながら、ダム起業者に対する再建事業等に対する実施の義務を明らかにすることを避けております。
と言うのは、財産的補償ということできているけれども、それだけではやはりいろいろ不合理が出てくるので、実際上はいろいろな形で生活権の補償がやられておる。
これに基づく財産的補償というものが補償金の階層、つまり多い少ない、買収の対象になる財産の多少による階層の間に不公平をつくり出して、補償金の少ない層に対しては従前の生活再現に不十分であるということをはっきり示しておると思うんですよ。だから、統一要綱の財産的補償という考え方による補償では、被補償者の損失を完全には償うわけにはいかないんじゃないか。