1948-06-10 第2回国会 参議院 通信委員会 第12号
併しその最低賃金制も今日の我が國の經濟状態においてやれることかやれないことかということになりますと、直接國の財政經濟の責任を持つておりまする大臣の大人といたしまして、遺憾ながら組合と、根本的には理論を一つにしておるけれども、實際上の問題としていけないものである。そういう點に對する私は現實上の問題を申上げているのでありまして、基本的な理論的な別段の相違があると言つているのではございません。
併しその最低賃金制も今日の我が國の經濟状態においてやれることかやれないことかということになりますと、直接國の財政經濟の責任を持つておりまする大臣の大人といたしまして、遺憾ながら組合と、根本的には理論を一つにしておるけれども、實際上の問題としていけないものである。そういう點に對する私は現實上の問題を申上げているのでありまして、基本的な理論的な別段の相違があると言つているのではございません。
純粹の財政經濟の技術の觀點から意見を纏めたいということで、數囘の會合を開いて來たのでありますが、恐らくここ數日の内には、委員會の報告が内閣の方に提出せられる豫定であります。内閣としては、これを實際の豫算面に取り入れ、今後の財政の上にその政策を實施するのでありますから。それぞれの手續を經て最後に決定をしなければならんわけであります。
これらの運動はいわば一體の問題でありまして、別々にやるのも一つの考えでありますが、全體を總合して、現在の日本の財政經濟を匡救するためには、いかにあるべきかというような運動として展開するのが、相當だと考えております。
この優秀なる素質のよい警察官を得ることが、何と申しましても、いかなる制度のもとにおきましても、立派にその本來の目的を達する上に必要なことでありまして、これにつきましては、従來とも努力を續けているわけでありますけれども、何と申しましても、刻下の財政經濟的な事情というものが全般的においかぶさつておるのでありまして、警察に従事する者のみが他の一般的な社會の水準を超えて、特にこれに特別の待遇を與え、特別に優秀
申し上げるまでもなく、國民の租税負擔が現在すでに重く、しかも國民生活が最近における社會經濟の情勢からいたしまして、窮迫の一途をたどつている現状におきまして、かくのごとき厖大な租税負擔に任じますことは、まことに容易なことではないのでありますが、現下の經濟危機を突破し、財政經濟の再建を圖りますためには、ぜひとも右の租税收入を確保しなければならないのであります。
申すまでもなく、國民の租税負擔か現在すでに重く、しかも國民生活が最近における社會經濟情勢により窮迫を告げている現状におきまして、かくのごとき厖大な租税負擔に任ずることは、まことに容易なことではないのでありますが、現下の經濟危機を突破し、財政經濟の再建をはかるためには、ぜひとも右の租税收入を確保しなければならないのであります。
このわが財政經濟の危機を乘り切りますためには、言い古されておることでありますが、何といたしましても生産の増強、同時に企業の合理化というところに、重點を置かなければならぬと思うのであります。
こういう面において財政經濟に對する希望を當時に申し上げたのであります。今日の追加豫算につきましても、われわれとしましては、これらの點について、豫算編成上、いろいろの必要からああいう豫算ができたとは存じますが、金融界としては、こういう點について希望があるということであります。
そこで一歩を進めて現在の經濟状態に適應する右のごとき税觀念に徹して、財政經濟の危機打開のために、積極的に徴收の敏速、確實なる間接税中心主義の租税體系を樹立することが、目下の急務であると、私は思うのであります。その意思があるかどうかという點について、御答辯をお願いしたいのであります。
官廳の過剩人員は、少くとも四割の整理は、官廳の亂脈な經費支出を可能にするような官業組織の根本的刷新のためにも、財政經濟危機の克服のためにも、今や囘避できない時期に到達いたしておることは、政府及び萬人の認めるところでありまして、あえてここに論ずる必要はないと思いますが、老子は、國に官吏が多くなるということは、すなわちその國が滅びる前兆であるという意味のことを申しておりますが、財政經濟の立場から、まことにしかりであります
何とかこのインフレーシヨンをせき止めまして破局を救濟し、祖國再建のための財政、經濟、産業の再建を確立していかなければならないという點につきまして、最大の考慮を拂つたのであります。組閣當時四黨政策協定がありましたが、お示しの通り自由黨はすでに去りまして、今日はそれに非常な拘束をされる必要はないのであります。從いましてそれにとらわれてはおりません。
補正豫算の提出にあたりまして、現下の財政經濟問題につき所信を述べた次第でありますが、各位におかれましては、何とぞ政府の意の存するところを御了察の上、速やかに本案に御贊成あらんことを希望する次第であります。(拍手) ━━━━◇━━━━━
ただこれを無料で配給するということのためには、わが國の財政經濟の見地からとうてい應ぜられないのでありますが、マル公供出をさす以上は、できるだけ農家の再生産が確保され、農家經濟が安定するという方向に、政府といたしましては十分諸々の施策を併行いたしてまいりたいと考えますので、その點は御了承いただきたいと思います。 —————————————
牧野文部大臣が單科大學に昇格を約束されたかどうかは、私は承知いたしませんが近く新しい大學に轉換いたします際に有力な候補者になるであろうということは、想像できるのでありますが、御承知のように今囘は高等專門學校、官立だけでも數百のものを處置いたさなければならないのでありまして、それについて今日の國家財政經濟上の條件から申しますと、どの學校をどういうふうにするということを、あらかじめ私見を申し述べる自由はございません
ただいま御説明のありましたことは、十分理由あることと私ども考えておりますので、文部省といたしましては財政經濟上許す限りにおいて、御趣旨に副うようにいたしたいと思つております。 —————————————
こういう觀點から見まして、熊本市に總合大學を設置するような地方の要望がありますことも、まことにごもつともなことだと思つておるのでありますが、總合大學の設置には、いろいろ複雑な條件も必要でありますし、殊に今日の日本の財政經濟状況から考えますと、これはなまやさしい事業ではないのでありまして、それらの點については、先ほど申し上げましたように、大學設置委員會の議を經まして、なるべく地方の要望に副うような線において
それらの點について、いずれ國としましても、當面の經濟危機がひとまず突破される見透しがつきますれば、當然わが國の全耕地面積による農家の實際を具體的に検討を加え、またわが國の財政、經濟その他國際的な關係から割り出して、日本の農村、農家としてこういう方向にもつていくことが、最も正しいという正確なる計畫が近く政府の方から立案され、發表されることと考えておりますが、われわれもまたその方向によつて日本の農村の建
唯皇族の御身分をお離れになるときの年金の額につきましては、一般の財政經濟事情を考慮いたしまして、その二十萬圓を基準にして計算することは、如何であろうという考慮からいたしまして、當初の案の通り十五萬圓を基準にいたしました。御當主の方が十五倍、その他の方が十倍ということで計算いたしましたために、こういう金額になつたのであります。
大分趣きを變えておりますが、さりとは申せ農業生産力を飛躍的に高める技術の高揚をはかり、農村全體の地位を高める方向のためには、どうしても今御指摘のような點が、附随して完備してまいりませんと、目的を達することはできませんから、これら協同組合がそれぞれの自主性を確立し、十分の活動能力が備わりましたときに、御指摘のような資金の面、あるいわその他の面に政府として援助すべき點が生れてまいります場合は、國家全體の財政經濟資金等
しかし私は必ずしもここでこの問題が直ちに日本の圓を安定せしむる最大の要素であるということを申し上げたわけではなく、こういう意味での通貨の價値を安定せしむるというような、國家の財政經濟政策というものをお考えにならなければならぬ。
その監視官がつまり會計檢査官、こういうふうにお考え願つて、廣い意味での行政部の中で、言葉は穏當を缺くかもしれませんけれども、政府とある意味で拮抗せしめて、そうして彼比掣肘を加えつつ、國會が國政の運用に關する、財政經濟の經理の監視の役の重要な部分を預けているものである、こういう考え方に相なりますと、これは一般官吏が國會議員の上にいくことは、私どもの方といたしましても、いかなる意味から見ても穏當を缺く。
さらにまた國家の方面におきましても、なるほど一應數字的には赤字であるに違いはないのでありますが、これまた私は財政經濟の運營いかんによりましては、實質的には赤字ではないけれども、その税制の面その他の面からいいまして、赤字ならざるを得ないような體系を立てておるがために、國の財政の赤字が自然に生じておる、こういうような面があるのではないかと思うのであります。
それは大體文部省といたしましては、二十四年度から高等專門學校を大學に切り換えて行きたいと思つておるのでありますけれども、御承知のような財政經濟状態でありまして、これを一々の學校を十分充實して、大學に轉換するということは、財政及び資材、教授陣等において非常に困難を伴います。
○政府委員(日高第四郎君) お話は御尤もだと思いますので、先程申しましたような全般的な問題で、而も國家の財政經濟の實力との均衡を考えなければなりませんものですから、現在は義務教育の徹底にも躓いておるような状況でありますから、大學をおよそどのくらい作れるか、どのくらいにこれを經營して行けるかということについては、相當複雜な條件があります。