1988-04-13 第112回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
この林業の公益性の確保、これはいつも問題になるところでございますが、それに対する財政的方針というのは非常に明確ではない。そうしたいのだけれどもなかなか金がそれにはつかない。これは価値を生むというよりも――本当は価値を生んでいるわけでありますけれども、マイナス的な金の使い方のように思われる。
この林業の公益性の確保、これはいつも問題になるところでございますが、それに対する財政的方針というのは非常に明確ではない。そうしたいのだけれどもなかなか金がそれにはつかない。これは価値を生むというよりも――本当は価値を生んでいるわけでありますけれども、マイナス的な金の使い方のように思われる。
それはおそらくは、少なくとも一つの正しい財政的方針であったと思われるのですけれども、ちょうどそれに似たような情勢がいまの日本の情勢でないか。つまり日本の一般情勢それ自身、それからこの十年間における積極政策は、いまや当時の政友会に対する民政党の政策のような緊縮政策を要求しておるのではないか、こういうのが私の基本的考えであります。
一方ただいまも質疑をいたしておりましたように、本米穀年度においてさらに三百数十億の赤字が出ることを予想されておるのに、それに対して何ら予算的、財政的方針も明らかにされていない。かようなずさんきわまる法案に私どもは賛成するわけには参りませんから、ここに一応反対の意思を明確にして、本案に反対をいたしておきます。