2021-05-27 第204回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
財政的均衡による医療水準の切下げを目指すのか、国民医療を守るのか、大臣の双肩に懸かっています。頑張っていただきたいんですが、決意を述べていただけないでしょうか。
財政的均衡による医療水準の切下げを目指すのか、国民医療を守るのか、大臣の双肩に懸かっています。頑張っていただきたいんですが、決意を述べていただけないでしょうか。
そこで行われましたのは、給付水準をカットして、それから保険料率を引き上げるというような財政的均衡を確保しようということが大半だったのですが、八〇年代から議論が起こり、九〇年代の初めになって各国で起こっている変化は、社会保障の構造改革と言えるものであります。
我が国はこれまで、負担の引き上げと給付水準の引き下げという財政的均衡に終始してきました。これでは、安心と安定を感じられる人生設計はできません。それは社会保障に対する不信を増幅させることにもなりかねません。ひいては、自分の老後は自分で守るという自己防衛に走り、消費低迷の要因にもなります。
こういう財政的均衡の問題を見てみますと、均等、等しいということを支点といたしましてプラスもあればマイナスもあるというふうに解釈していけるのではないかというふうに解釈されるわけです。
ここで私が一言申し上げたいことは、今回の改正にあたり、政府は自治体の財政的均衡をはかるという口実によつて…… [「簡単心々」と呼び、その他発言 する者多し]
これを各区に一層の権力を與えるようなことにいたしまして、各区がますますいろいろの仕事をするということになりますと、現に今日でも千代田区のごときは三千万円からの地方財政調整交付金を都から受けているのでございますが、ほかの区から上つた金をここへ埋めるということをいたしているのでありますが、これがなくなると各区の財政的均衡を破壊すると思うのであります。
第二の点といたしましては、今後の国際情勢の進展でございますが、これに伴いましていわゆる日本とアメリカとの経済提携の規模が如何なる状態で実現するかというようなこと、若しくは又国警予備隊等のこの増強などが予想されるところでございますが、これによつて財政的均衡が崩壞する懸念はないかどうか、そういう点であろうと思うのでございます。
政府の提案の理由といたしますところは、地方自治の確立を企図するシヤウプ使節団の勧告の趣旨に鑑み、地方税財政制度の根本的改革に際し、国が補助金、負担金を通じて行う自治干渉乃至中央支配の途を排除し、地方公共団体の自主的権能を尊重しつつ、従来の財政的均衡化の方式に画期的な変更を加えると共に、総合的な地方財政調整の徹底を期し、地方税制の改革を相俟つて、地方行政の計画的運営と地方団体の独立性を強化することを目途
今回の地方税法の根本的改革の機会に、個々の雑多な補助金、負担金を通じて行われる自治の干渉ないし中央支配の余地をなくし、地方団体が自主的に財政を管理し、事務を処理し、行政を執行することができるようにし、同時に従来の財政的均衡化の方式に画期的な変更を加えようとし、かつ課税力及び財政需要の測定方法を精緻詳密ならしめて、総合的な地方財政調整の徹底をはかろうというのが、地方財政平衡交付金制度の構想であります。