1972-04-26 第68回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第4号
私は大蔵大臣ではございませんが、人間尊重それから福祉の増進という面から考えていくならば、今後はやはり財政消費主導型というか、そういう形のもとに進んでいって、時期的にはどれくらいかかるかは知りませんが、われわれの考えている彼岸に一日も早く到達するということを目標として進んでいかなければならないと考えております。
私は大蔵大臣ではございませんが、人間尊重それから福祉の増進という面から考えていくならば、今後はやはり財政消費主導型というか、そういう形のもとに進んでいって、時期的にはどれくらいかかるかは知りませんが、われわれの考えている彼岸に一日も早く到達するということを目標として進んでいかなければならないと考えております。
しかし、今後福祉とか、それから消費者購買力の増強というような面、また、今後の経済としては、いわゆる財政支出主導型、財政消費主導型と申しまするか、そういう形に移行することが、これはどうしてもとられなければならない。そういうことになりますれば、購買力の増強という基本もできまするし、労働分配率の向上もそこで可能になってくる。
しかし、今後は福祉優先、生活を守るという、そういう立場から、財政消費主導型の形がとられていけば、この分配率は私は上向いてくる、また、その方向をとっていくべきであろうと、このように考えています。