1997-12-12 第141回国会 参議院 本会議 第11号
今会期中、議員各位におかれましては、財政構造改革推進法案や介護保険法案など重要議案の審査に当たられ、また景気対策、金融問題、外交・安全保障等、国政の重要かつ緊急の諸課題について、真摯な議論を重ねてこられました。 終盤に至り、一時不正常な状態となりましたことは遺憾に存じますが、参議院の円満な運営のため、今後一層心してまりたいと存じます。
今会期中、議員各位におかれましては、財政構造改革推進法案や介護保険法案など重要議案の審査に当たられ、また景気対策、金融問題、外交・安全保障等、国政の重要かつ緊急の諸課題について、真摯な議論を重ねてこられました。 終盤に至り、一時不正常な状態となりましたことは遺憾に存じますが、参議院の円満な運営のため、今後一層心してまりたいと存じます。
財政構造改革推進法案は、名称とその実体とは全く逆の、まさに財政を破綻させ日本経済を破綻に導く、政策不況だめ押し法案と言わざるを得ません。(拍手) 加えて、我々新進党が二年も前から要求してきた土地流動化や証券活性化策についても、一切握りつぶし、放置してきました。今になってやっと、これら税制の改革に取り組もうとしております。
これに加えて政府は、財政構造改革推進法案を国会に提出しました。これは、本年度七兆五千億にも上る赤字国債発行額を来年から六年間で新規赤字国債の発行をゼロにするため、毎年毎年歳出を圧縮させるというものであります。まさに集中治療室に入るべき病人を水おけにつけるような政策をとったのであります。これで経済が悪くならないはずがありません。
しかもその上に、これが不信任案に賛成する第二の理由でありますが、今国会に財政構造改革推進法案を提出し、二〇〇三年までに、毎年毎年赤字削減を義務づける結果、さなきだに暗雲垂れ込める感のある景気の先行きをますます暗くいたしまして、企業の設備投資や国民の消費意欲に頭から冷たい水をぶっかけたことであります。
そこで、上杉大臣にお尋ねいたしますが、今回の財政構造改革推進法案の提出の理由といたしまして、国及び地方公共団体の財政が危機的状態にあることを踏んまえていることを掲げておりますが、上杉大臣におかれましては、地方公共団体の財政の危機的な状況をどう認識されているのか、具体的に御説明をいただきたいと思います。
今後は、とにかく、今衆議院を経て参議院に送られた財政構造改革推進法案で、国の膨大なあるいは地方の膨大な債務の体質を改善しようということで、国政の大問題として財政改革が進められようとしている。
さて、財政構造改革推進法案ですが、本法案は、総論的には、国の一般歳出の抑制と、特別会計を含むすべての歳出分野の改革とともに、明年度当初予算の歳出を前年以下とし、また各論的には、各歳出分野の改革方針や経費縮減目標と政府が行う制度改革等を規定するなど、歳出抑制を主眼としております。
今回の財政構造改革推進法案は、比類なき超高齢化社会を迎えようとしている中、現在の財政構造を放置し、これ以上の財政赤字の拡大を招くならば、経済はもとより国民生活の破綻は必至であるという認識の上に立って、政府と与党三党の財政構造改革会議において、まさに真剣な論議の結果生まれたものであります。