1998-04-08 第142回国会 参議院 本会議 第18号
賛成の第二の理由は、本予算がとにもかくにも財政構造改革初年度であることを忘れてはなりません。 私たちは、つい最近まで、毎年数値は小さいながらも成長する経済の裏打ちもあり、予算枠は年々ふえるという意識でいわば予算要求をしてきたのであります。自分の関係する分野の予算について、前年よりふやせということはあっても、減らしてもよいなどということはお互い言わずにやってまいりました。
賛成の第二の理由は、本予算がとにもかくにも財政構造改革初年度であることを忘れてはなりません。 私たちは、つい最近まで、毎年数値は小さいながらも成長する経済の裏打ちもあり、予算枠は年々ふえるという意識でいわば予算要求をしてきたのであります。自分の関係する分野の予算について、前年よりふやせということはあっても、減らしてもよいなどということはお互い言わずにやってまいりました。
一方で、今の財政状況の実態をかんがみますに、この財政構造改革初年度となります九八年度予算案で、法人税減税、土地・金融税制の緩和により、赤字国債の新規発行の減額幅が三千四百億にとどまり、二〇〇三年に赤字国債発行をゼロにするための目安とした減額幅一兆二千五百億に達しなかったという事実があります。 また二点目に、九七年度補正予算案で二兆円の特別減税を行うことになりました。
そんなふうなことで、そうした中で財政構造改革初年度を控えて、本当にこの景気対策、それで、先行してとにかく日本の経済を活性化し、この財政構造改革に取り組めるような体質にしていく、そういう体制を組ませるというようなことについて、なお引き続き論議させていただきます。 一つ申しますが、この低金利の中で、国際収支、これはG7というよりも対米関係で黒字が増大しているでしょう。
しかし、来年度予算は集中三カ年と銘打ちました財政構造改革初年度に当たります。財政再建特別措置法でありますが、これも御提案をし、御審議を賜ることになるわけでございますが、歳出を対前年比〇・七削るという原点を決めました。三千二百億円のマイナスであります。 それと、御案内のとおり三%にGDP比財政赤字を抑える、六年計画でありますが、こういうことでスタートをいたします。