2016-02-24 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
これを入れると、高齢化や、あるいは、先ほど申し上げました貧困の拡大、格差が広がれば、これは財政拡大要因になるんですよ。ですからいいことばかりとは限らないけれども、本当に、病気やあるいはさまざまなことで苦しんでいる人たちにとっては、その負担の上限を決めるというのはとても大事な制度であるということを再度申し上げておきたいというふうに思います。
これを入れると、高齢化や、あるいは、先ほど申し上げました貧困の拡大、格差が広がれば、これは財政拡大要因になるんですよ。ですからいいことばかりとは限らないけれども、本当に、病気やあるいはさまざまなことで苦しんでいる人たちにとっては、その負担の上限を決めるというのはとても大事な制度であるということを再度申し上げておきたいというふうに思います。
だけれども、それを前提にしても、中央で何でもかんでも決めて、そしてそれを地方が倣うシステムは非常に非効率で、そして様々な財政拡大要因を持つからそこを変えましょうということを申し上げているんで、是非御理解をいただきたいと思います。
その場合に、そうしますと増税かあるいは財政支出のカットかということになるわけですけれども、増税ということになりますと、財政規模はもうそのまま膨らんでいくわけですから、私が先ほど申しましたビルトインされた財政拡大要因というのは取り除かれない。
いわば財政運営の仕組みの中にビルトインされた財政拡大要因ではないかと、こんなふうに思っております。 このことについてちょっと御説明をさせていただきたいと思うのですけれども、ここ四、五年の予算編成を見ておりますと、まず翌年度の経済見通しをお立てになるわけですが、いつもそのときに高目の成長率を想定されるわけであります。
○牛嶋正君 それで、ビルトインされた財政拡大要因を私なりにどういうふうにすれば取り除くことができるのかということを考えていきたいと思っておりますが、一つは、やっぱり予算編成における税収予測の方法を見直す必要があるのではないか。そしてもっと精度の高い税収予測をする必要があるというふうに思います。