1947-11-14 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第24号
大藏省當局におかれましては、非常は財政の苦しい状態でありますけれども、今後の追加豫算で組まれましたところの全國を通じてでもわずかに五千萬圓というような状態では、この三重縣下における旱害だけでもおそらく六、七萬圓の要求額が出ておるのではないかと私は推測いたしております。
大藏省當局におかれましては、非常は財政の苦しい状態でありますけれども、今後の追加豫算で組まれましたところの全國を通じてでもわずかに五千萬圓というような状態では、この三重縣下における旱害だけでもおそらく六、七萬圓の要求額が出ておるのではないかと私は推測いたしております。
從つてできるだけ國庫補助をたくさん出せるようと思つて努力をいたしておりますが、ご承知の通り國庫財政窮迫のために、今日まで思うような國庫補助額を計上することができなかつたのであります。しかし陳情の御趣旨にもありましたように、きわめて重要なことだと存じますので、來年度の豫算においては要望に副い得るようただいま努力をいたしているところでございます。
本年度旱害の實情に即しまして、できるだけのことはいたしたいということで、かねがね配慮いたしておつたわけでございますが、なにぶんにも財政の状況が御承知の通り非常に窮屈なために、今囘の追加豫算第七號におきましても、旱害關係の復舊の經費といたしましては、公共事業費のうち、ただいま開拓局長さんからのお話の通り、約五千萬圓程度を計上するに止めなければならぬということに相なつた次第であります。
これは國民に誓つたものであると共に、いわゆる今羽仁君のお話の中にもあつた、我が國が憲法にも主張しておるような民主國家を具現するための、絶対的必須条件である民主教育の実践のために、これだけの熱意を持つておると、非常な財政上窮乏であるけれども、後の七億は、何らかの形において、これを復活するということを言明したことは、いわゆる民主教育を世界に向つて実践する、その意図を示したのであると言わなければなりません
大藏大臣は健全財政で責められ、國民からは要求せられている。内閣における財政論議をきいていると、これで國がもてるだろうかと憂えられる、齋藤隆夫君などは慄然とするとぼくにも言つている。もし餘裕があれば行政官吏が喜んで責任をもつて、すべてのことに當るだけの待遇をしてやるがよい。
從つてその経費も原則として当該市町村が負担すべきは当然でありますが、ただ当分の間地方自治財政の確立いたしますまでは、現在通り國庫及び都道府縣の負担としております。 この市町村において警察に関する事務を処理いたしますのは、市町村長の所轄の下に設けられまするところの市村町公安委員会でありまして、この公安委員会の組織、運営等の事項は、前に申述べました都道府縣公安委員会に準ずることとしております。
自治の生活は、その財政におきましても又一般の自治政治におきましても、且つ又治安の維持におきましても、自治人がみずから選んだこの組織を権威あらしめ、その選ん委だ員会に警察権を委ねだそうしてみずからの安寧をみずからの力で守つて行く、こういう自治警察の観念を新警察法に浸透せしめなければならないと考えておるのであります。これが日本を民主化する上における一つの使命となつてお参るのであります。
これは現在のような物價及び地方財政の下において、果して賄えるかどうかという点については余ほど心配をいたしております。
またこの警察法案によりますと、人口五千以上の都市は獨立するということになつておりますが、これは財政的の面において十分なる警察官を存置することはもちろん困難だろうと思いますが、その點については地方財政が確立するまでは、國または縣において、今日の状態は國庫補助をするとか、あるいは縣費補助をするとかいうことになつておりますけれども、ここにひとつ考えなければならぬことは、現在の警察制度におきまして、都市としてはそれだけの
なおまた地方財政委員會ができます、次には建設院ができる。こんな工合に大體関係方面と了解をみて決定したわけであります。いずれ正式に提案されますが、ちよつと申し上げておきます。
依頼によつて遞信官署に宛てて差し出すものとの二種の他に、一般の公衆から、或いは事故の調査のために、或いは申告等のために他の官署に宛てて出されますものも亦損害賠償又は料金の還付の請求をなすために遞信官署に宛てて差し出しますものも、無料郵便が認められておるのでございますが、これらのものは特別のサービスを要するわけでございますからして、その料金を負擔して頂くことは申すまでもないばかりではなしに、郵便事業の財政状況
水害の對策費も何分の一かに減つてしまうという國家財政の状況でありますために、今すぐに殖やすことはできず、追加豫算では二十圓だけ見ていただいたはずでありますが、來年からはぜひ四十圓に殖やしていただきたいということで、通常豫算の方にはそういう要求を出しておる次第であります。
特に消毒その他を簡易になし得るような、そして遠い所へ運んできて裁判をやるということも——そういう施設を全國に數箇所こしらえてやるということも考えられますけれども、國家の今の財政状態から、ごくまれに起る事件のために、平生使わない施設をつくるということも許されないのではないか。
そうして地方も国も共に財政的に余裕があるのではありませんから、これが生活の上にも相当響いておるということも事実であります。けれども新しい日本が立直るのには、私は新しい次代を育てて行かなければならんのであつて、この窮乏の間にも、新しい日本を作るということを怠つてはならない。
若しそれがないとすると、こりは又不換紙幣を出すだけのことで、財政的なインフレを増大するだけであります。その点は私はそう思います。
○木村禧八郎君 現内閣におきましては、健全財政の方針を堅持して行くと言われております。又今度の追加予算におきましても、健全財政の方針はそこに現わしておるのでありまするが、併しこの点は実は大蔵大臣にお伺いしたいと思つたのですが、收支の均衡が、バランスがとれているから健全財政であるとは言えないことは言うまでもないことでありまして、均衡がとれるということは、健全財政の一つの要件であります。
財政法を制定して、政令を公布するように規定いたしてあるにかかわりませず、その政令の公布せられない今日、私どもに審議を要求されている豫算案は、その骨子となる税制の改正法律案が示されていない。こういうやり方は、私どもはすこぶる不愉快に思うのであります。のみならず、この法案をお出してなりますれば、必ず財政金融委員の方に付託になると思うのであります。
あるいは禁止的の意味があるか、あるいは財政的收入を求めるという意味があるか。こういうお尋ねでございましたが、これは今日の窮迫せる財政を救うために、財政上の收入を得るというところに主點をおいた次第でございます。
ただ今囘の本豫算は、前内閣でできた關係もあり、追加豫算でございますし、しかもまたこういう危機に臨んで追加豫算であり、かつまた財政上のいろいろ緊要なる出費という點がございましたので、研究費はわずかに總計で八億しか計上できなかつたのであります。
これを換言いたしますると、ソ連の財政收入の最も重要なる財源になつております取引税、たとえば一九四〇年度の歳入豫算におきましては、歳入總額の三一%を占めておりますが、そのほとんど大部分は農産物、食糧品、經工業品というような消費財からとられておると言えるわけであります。 第三に、農業の機構について御説明いたします。ソ連におきましては全農家總數の九四%はコルホーズ農家になつております。
この剩餘勞働が國家の手に取上げるといいますか、國家の手中にはいつてくる經路、これの、一番大きな經路は、ただいま御説明のありました國家財政これの大系の中から組み上げてくるものでありまして、先ほど説明のありました取引税、收益税、それからなお農村部面の義務納入、こういつた經路によりましてとつてくるのであります。
尚財政及び金融委員会において、所得税法の一部を改正する等の法律案、非戰災者家屋等特別税法案が提出された場合に公聽会を開会することの承認を需めておりますが、右法案が提出された際に議長が公聽会開会につき承認を與えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
何といつたつて健全財政を保つためには貧乏は仕方がない。併し七億にしろ取つたというところに現内閣の性格が出ておるのである。これは森戸君が云われましたが、私はこれを素直に認める。但しここに追究はしないが、併し新らしき年度のために私は一言発言して置きたい。現内閣が教育を尊重せられ、道義を尊重せられる事項は素直に認める。
道義というものの根拠によつて、この健全財政が維持されるかどうかという一点に属して來るのであります。若しこの税収入が大藏省の見当のように行かないというときには、いかに形ばかりの健全財政が整えられても必ず日銀券の増発となる。日銀券の増発を勢いインフレの昂進に拍車を掛けるのであります。
この度の追加予算にいたしましても、バランスのとれた健全財政と自讃しておられますが、先日來の本院における質問を通じて得られますものは誠に不安財政であります。つまりこれらは何ら國民生活に安心感を與える財政ではないのであります。例えば赤字を出さなかつたと言つているかと思えば、その半面未徴収税額がすでに百億、これに脱税は不明でありますが相当多額に上つておるものと思われます。
今夏の旱害は関西並びに関東一円にわたり、その被害激甚をきわめ、特に大阪・京都・奈良・千葉・神奈川・兵庫・和歌山・茨城等廣く二十余縣に及ぶの状態であつて、さきに政府においても深くこれに考慮を拂われておりました際、たまたま今秋関東の大水害に遭遇し、政府はこの対策に大わらはであつて、早魃に対する観念はその陰にかくれ、忘却と言わざるまでも、ほとんど放棄の形となりたる観あるも、右は國庫財政のしからしむるところとはいえ
しかも、東北、関東水害に対する対策並びに六・三制等の予算のために、財政支出の面において政府も苦しい立場にあることは、われわれは諒とするのでありまするが、今回の追加予算にわずかに五千万円しかこの旱魃対策費として見積られておらないということは、われわれとしてきわめて遺憾に存ずるのでありまして、わずか五千万円の旱魃対策費をもつて、さしせまつた供出問題に対処せんとする政府の態度は、どうしても納得いきかねるのであります
財政及び金融委員長北村徳太郎君。 ————————————— 補助貨幣損傷等取締法案(内閣提出に関する報告書) [都合により第六十三号の末尾に掲載] ————————————— すき入紙製造取締法案(内閣提出)に関する報告書 [都合により第六十三号の末尾に掲載] ————————————— 〔北村徳太郎君登壇〕
委讓されるものが大變多いそうでありますが、この委讓に伴うて一番心配いたしまするものは財政的處置であります。この點に對しては、特に權限を委讓せられました都市が、そのために財政的な窮乏を更に増すというようなことのないような、特別な御配慮を頂きたいということを特にこの機會にお願いを申上げて私の發言を終ります。
財政その他に關する報告書を出すがよろしい。
議員自體がいろいろの機會においてそういうことをなされることは非常に結構なことで、より以上にお考え願いたいと思いますが、丁度國の財政法にもあります通り、經濟白書を出すということは國家の財政的の主務大臣の義務としておる。
從つてその經費も原則として、當該市町村が負擔すべきが當然でありますが、ただ當分の間地方自治財政の確立いたしまするまでは、現在通り國庫及び都道府縣が負擔をいたすことになつておるのであります。
十一月十日 地方分與税の追加分與増加に關する陳情書(第四九三號) 地方財政の健全化に關する陳情書(第五〇六號) 電氣税設定反對に關する陳情書(第五二一號) 及び 各種車税徴收に關する陳情書 を本委員會に送付された。
それと一方財政上の問題からいたしまして、御承知の通りに、業務用酒からあがる酒税というものは、財政収入の大きな部面を占めておるのでありますが、この料理店閉鎖以來現在までの、期待した税金の相當巨額なものが収入の見込みがなくなつておりますし、さらに今度追加豫算の財源として、酒税により相當量見込んでおるのであります。
それから冷害その他大きな旱害等の特別の危險に對應する部分は、これは國家が持つ、即ちその間において米の買上げ價格と、それから米の賣渡價格との間において、その共濟掛金、即ち各地域で違うところの生産費に仕掛けるべき掛金がプールされておる、こういう説明も、説明と申しますかそういう考え方ももとより財政が許しまするならば、米價のごときは、ついこの間までは補給金を出しておるというような状況、消費者に對する補給金を
併し財政の状況によれば、一部は、これも觀念論でございますけれども、例えばそういう目的税というようなものも考えられないことはないと思います。もとより大部分は一般財源による、その時の財政事情によつて更に工夫を要することもあるかも知れない、かように思いますが、これは現在そういうことを研究はいたしておらんのでありまして、食糧管理は相當續かざるを得ないという事情にあるわけであります。
○國務大臣(森戸辰男君) 只今石坂委員から御質問でありまして、本會議における私の答辯について、私が石橋財政が今日の經濟危機を持つて來たから、それでこの補正追加豫算を提出するに至つたというような意味の御質問でありましたが、それは恐らくお聞き違いであろうと思うのであります。
即ちその豫言通りということは、石橋財政を攻撃するところの言論から持つて來ておることと私は信じます。さようなことになりますというと、果して石橋財政の運用によつて編成された豫算によつて接來したかどうかは非常な問題だろうと思ひます。この經濟危機のよつて生ずるところは、單に石橋財政の運用によつてできておるものとは何人も私は考えておらんと思います。若しさようなことがあつたら、それは偏見である。
六・三制が義務教育である點、又地方の財政が非常に窮乏しておる點等を考えまして、その方向に努力いたすつもりでございますけれども、他面御承知のように日本の國家の財政は非常に詰つておるのでありまして、この私共の望むところがどの點まで實現できるかということについては只今確言は申し難いのでありまするけれども、そういう方向にあらゆる努力をいたしたいと考えてはおるのであります。
次に地方財政の獨立ということでありますが、地方分與金というものを、今囘の追加豫算に大幅に削減しておられます。そして中央財政がそれで健全であり、黒字財政であるというふうに言われておるのでありますが、しかしそれは大きな風呂敷を擴げて、眞中のしわだけを延ばしたので、しわが隅々にあるのであります。
收入面におきまして、大體直接税がその主要部分をなしておるということで、もしも健全財政ということが言われ、收支がおよそ赤字を出していないということで、これが權衡財政豫算であると言われるのは、大きな錯誤だと思います。
通貨がこの豫算自體によつて膨脹するかしないかという點なんでありますが、これは二つにわけまして、財政の面から通貨が膨脹するかしないか。もう一つは金融の面から通貨が膨脹するかしないかで、この二つの面にわけて申し述べたいと思うのであります。 第一の財政の面から通貨が出るか出ないかという點でありますが、健全財政の建前をとつているのですから、形式的には出るはずはないわけです。
この古いやり方とごまかしの典型は石橋財政であつた。彼はインフレではないと称してインフレを煽り、又誰にも明白なインフレ予算である二十二年度の本予算を健全財政と言い張つたが、彼こそ稀代の嘘つきであつたのである。
石橋財政に対する批判並びに私の演説についていろいろお話がありましたが、あの時に私の重点を置いたところは、こういう予算を立てると必ず倍か、三倍の予算になる。そこに大きな不健全性があるということが私の一番強調した点でありまして、現在その通りになつておるのです。即ちその不健全性が今日の追加予算を提出しなければならなかつた一つの重大な理由になつておることを御了承を願いたいと思うのであります。
○国務大臣(片山哲君) 政府は飽くまでもインフレを防止いたしたいと思つておりまして、その線に沿いまして財政計画、予算案を健全なる建前で進んで行きたいと考えております。従いまして今回諸君の前に提示いたしましたる追加予算案は、右堅持によりまして健全財政の建前を取つておるのであります。今後におきましてもこの方針に変りはないと存じます。
そういうことをまず頭においてみますと、この大衆酒場を設置するということは、今度政府が酒類の自由販売を計画されまして、財政収入の一助となされるというこの際におきまして、他面におきましては民主安定のために、この大衆酒場の開設はぜひともやらなければならない問題であると考えるのであります。
また國家財政の面におきましても、このために豫算に豫定してありますところの税がはいつてまいらないというようなことで、その他諸般の点も考えまして、ただいまの陳情書にありましたような健全な慰安を与えるという意味の酒場をなるべく早い時期に開きたいという気持は一方で重々もつておるわけでありますが、本件はそういう見地からだけで結論を見出しかねる。
○松井委員 現在の政府の健全財政は新聞などできわめて不健全財政だと言われていますが、われわれ國政に参与する者は歳出歳入の各般にわたつて遺憾なく運營せしむる責任があります。いやしくも経済関係は重大であります。ゆえにもしも料理屋の營業休止によつて莫大なる歳入欠陥を生ずる場合には単に業者の中止のみでなく、経済方面においても相當責任を問う必要がある。