1969-05-09 第61回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
ですから、負担能力論というのは、これはどうも税制全体がいまの資本主義税制においては不合理だらけだと思うんですがね。それにしても、通行税の存続に対する負担能力論というのは、あまり説得力がないですよ。一般経費をまかなう財源としましては、まだまだ負担能力論を言い出せばほかにうんと問題がありますよ、必ず過小見積もりをしているんですから。
ですから、負担能力論というのは、これはどうも税制全体がいまの資本主義税制においては不合理だらけだと思うんですがね。それにしても、通行税の存続に対する負担能力論というのは、あまり説得力がないですよ。一般経費をまかなう財源としましては、まだまだ負担能力論を言い出せばほかにうんと問題がありますよ、必ず過小見積もりをしているんですから。
負担能力論です。まあこれは通行税が創設されたそもそもの始まりが戦時税であるということは、もう何回も質問しています。これは廃止したことがあるんですよね、一ぺん。また復活しているんですよ、支那事変で。戦時税であるからやめたらどうか、また残しておくと復活するかもしれぬから——そうじゃないんですよ。戦時税という性格じゃなく、奢侈的なシャウプ税制改正以後です。あのときに三等を廃止したんですね。
それに関連をして負担能力論について言及いたしたいと思います。ここに三ページ目にございますが、「自動車関係業者に及ぼす影響」、これはやや私の要求したものではないような気がするわけであります。一ぺん調べてみますが、やや私の要求した内容に乏しいような気がいたします。次回にはこれらの点を十分に一つお願いいたしたい。 それから、先般要求をいたしました点で資料の出てこないものがございます。
そういう議論が、今の日本の負担をする人にとって、あるいは負担能力論にとってどういう関係があるでありましょう。それを原さんに伺いたいのです。どうしても各国比較論がこのガソリン税引き上げの三大要素になるという御意見を伺いたい。