2019-05-21 第198回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
だからこそ、財政制度等審議会で、平成の総括として、「負担先送りの罪深さはかつての比ではない。」、こう指摘をされ、さらに、「歪んだ圧力に抗いきれなかった時代と評価せざるを得ない。」というふうに指摘をされ、そもそも特例公債というのは、将来世代に、財政法の基本原則に著しく反するものとして忌避されてきたということで、厳しい指摘をされているわけで。
だからこそ、財政制度等審議会で、平成の総括として、「負担先送りの罪深さはかつての比ではない。」、こう指摘をされ、さらに、「歪んだ圧力に抗いきれなかった時代と評価せざるを得ない。」というふうに指摘をされ、そもそも特例公債というのは、将来世代に、財政法の基本原則に著しく反するものとして忌避されてきたということで、厳しい指摘をされているわけで。
負担先送りの罪深さはかつての比ではない。問題は、特例公債に限らない。建設公債についても、公共事業や施設整備の恩恵を享受する将来世代の人口は当時の想定よりはるかに少なかったことになる。受益人口が想定した規模に満たないまま、将来世代に費用の負担のみを背負わせた例は多々見られる。かつて昭和の政治家は戦後初めて継続的な特例公債の発行に至った際に、万死に値すると述べた。
そのために七兆円を、後の世代の負担先送りをしないためにということでやられているんじゃないんですか。
また、私は、二〇一二年度の補正予算審議で反対討論に立った際にも、母親としての立場から、将来世代への負担先送りは断じて許せないと訴えました。ですが、今回の予算は、人からコンクリートへの逆回転、完全にかつての自民党政権に先祖返りしています。国土強靱化の名の下に、公共事業が偏重されたばらまき予算なのです。 もちろん、防災・減災の重要性は十分認識しております。
三点目でありますが、将来世代への負担先送りをやめていかなければならないという点であります。 二月の六日に補正予算が成立をいたしましたが、その中身の多くは二〇一四年予算の前倒しといった色合いが濃いと思います。 低所得者対策あるいは待機児童の解消に向けた子育て支援など、国民生活に直結する緊急な支出と認められるものが相対的にわずかであったというふうに認識をしています。
安倍政権が発足以来ひた走る公共事業の大盤振る舞い、安易な国債増発による将来世代への負担先送りを、チルドレンファーストを掲げる民主党としては断固として許すわけにはいきません。 以下、詳細に理由を御説明いたします。 私たちが補正予算案に反対する最大の理由は、総額五兆円を超える巨額の公共事業費を計上しながら、平成二十五年度当初予算の規模を縮小し、その上で国債発行額を抑えたと偽装した点であります。
安倍政権の誕生によって、安易な国債増発による将来世代への負担先送り、族議員が跳梁ばっこする利益誘導政治、弱肉強食社会を生む新自由主義的な経済政策などが復活しようとしています。 安倍政権に欠落した、未来への責任、人への投資、格差是正などの政策理念を国民に示し、この国の政治を前に進めていける政党は、民主党をおいてほかにありません。
総理は、負担先送りの回避を将来世代に対してどのように約束されますか、お答えください。 負担の先送りを回避し、国民の将来不安を解消するためには、財政健全化目標を責任を持って示すことが必要です。複数年度を視野に入れた中期財政フレームや中長期的な財政規律の在り方を含む財政運営戦略は一体いつ示されるのですか。
安心強化を優先して社会保障の機能強化、すなわち基礎年金の最低保障機能の強化ですとか医療、介護の体制の強化ですとか児童手当の充実、これを実施するための費用の増加分に充てることを優先する立場、現世代の安心確保の立場、こういうアプローチと、もう一つは、今の制度の安定化のための増分、すなわち今の制度でも公費負担の三分の一程度を公債で依存している、その分を穴埋めしていこうということ、自然増分に充当して次世代への負担先送り
そして、今まで四十兆円の債務、これをどんどんどんどん膨らませないで、期限を区切ってこの返済をして、後々の負担、先送りしないということが必要だなと。やはり不断の監視なり、点検が必要ではないかということだと思っております。
国民の税収がないのに、五〇%を将来若い世代に、先に、負担先送りして、若い世代に増税してもらいましょうということと同じですよ。 民主党は三十六兆円の国債発行を認めています。三十兆円枠をしなさい、しなさいと言いながら、組替え予算を動議しながら、三十六兆円の国債発行を認めているじゃないですか。組替え予算を出していますよ、民主党よく考え、民主党自身考えてくださいよ。
(発言する者あり)いや、三割負担、先送り先送りしようと言う。診療報酬改定、二・七%下げた、これけしからぬ。じゃ、どういうふうに改定すればいいんですか。私は、建設的な議論を出していただければそれを検討しますよ。
地方交付税増額の分のもう一つの中身でございます交付税特会借り入れ、これも実は負担先送りなのです。そして、地方分の一兆五百五十億円の負担については、これもまた交付税特会の借り入れであります。 つまり、地方交付税で補てんします二兆七千五百六十二億円、これも行き着く先は全部次の世代の負担にお願いをするという構図になっておると思うのです。
四百億円を後年度に負担先送りするのであれば、例えば法人税の引当金制度などの不公平税制を早急に是正することによりその財源は確保できるはずであります。いたずらに繰り延べを行うことを避けていくのが財政当局のとるべき方向であります。さらに、政府管掌健康保険事業の収支に余裕があるのであれば、それは一般会計の繰り延べに回すのではなく、保険料の引き下げや給付内容の改善等に充てるべきであります。
○杉山令肇君 増税なき財政再建を実施する過程で、歳出の削減によって後年度への負担先送り等が行われ、その合計額が現在二十四兆円もあると言われているのであります。この二十四兆円を解消しない限り、本当の財政再建ができたことにはならないのではないでしょうか。その意味で、六十五年度赤字国債依存体質脱却後の新しい財政再建目標の設定が必要となってくると思われます。
これがいわばツケ回しの総額ということになっているわけなんですけれども、しかしいずれにしても、こういう巨額な後年度への負担先送りというものについて、大蔵大臣は財政再建目標が一応達成されてからどうするかということを考えるというふうなお話であったと記憶しているんですけれども、そんなのんびりしたことではいけないんじゃないか。
こういった内容でございますが、そのほかに本年度予算で見ますと国庫補助率の引き下げによる地方債増発、これは新たな六十二年度分の措置だけで千八百七十四億円、それに厚生年金国庫負担繰り延べが三千六百億円、国民年金国庫負担平準化が千二百五十三億円ですか、それから国民年金支給回数の変更七百億円、住宅金融公庫利子補給繰り延べ八百五十七億円などの会計操作による負担先送りもかなりございまして、財政再建の実態は非常に
五十七年度から六十一年度までの厚生年金国庫負担繰り延べ額は運用収入分を含めて一兆四千億円余にも達し、厚生年金以外においても国民年金平準化措置、政管健保への国庫負担繰り延べ策など、後年度への負担先送り策が目立ち過ぎるのであります。本来予算に計上しなければならない経費を先送りすることは、いわば隠れた財政赤字を増大させるもので、財政再建を大きく後退させる以外の何物でもありません。
五十八年度予算で歳出削減をうたいながら、国債償還定率繰り入れ停止による負担先送りや、国民年金特別会計へのツケ回し等、歳出の一時的圧縮の措置が目につき、粉飾予算編成の危険はないか。再建期間中の増税なしを貫くか。結局、政府は大型間接税による増税をねらっているのではないか」等の質疑がありました。