1985-04-03 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
五十九年の営農別の内訳は未発表でありますので、五十八年末の実態を申し上げますと、酪農二千七十六万円、前年比一・九%増、畑作一千七百二十八万円、一〇・五%増、水田一千七十三万円、四・八%増と、畑作農家の負債累増が目立っております。
五十九年の営農別の内訳は未発表でありますので、五十八年末の実態を申し上げますと、酪農二千七十六万円、前年比一・九%増、畑作一千七百二十八万円、一〇・五%増、水田一千七十三万円、四・八%増と、畑作農家の負債累増が目立っております。
しかし、その反面、負債累増で負債を何とか今片づけなければ、あるいは借りかえをして、利息負担を軽減しながら元金の返済もあわせて考えていかなければならないという状況でありますから、どうしてもこの方に力が入ってくるというのが実態だと思います。したがいまして、私どもとしては、生産に対する再投資ができる可能性というものを農業政策の中で誘導してもらわなければならないと思います。
以上のような負債累増の主な原因は、先ほど全中からもるるお話がございましたとおり、近年の素牛高あるいは飼料高、そして畜産物の低価格でありますが、特に最近は上物、中物さらに並み物という規格別の価格差がひどくなっておることも原因と見られます。もっとも個別農家によりましては、経営、技術管理、資金管理がずさんな例も見られるわけであります。