1959-12-08 第33回国会 衆議院 災害地対策特別委員会 第14号
一メートル以上も下は壁が落ち、上の方は塩水がしみ込んで、貝がら虫のついておるこの住居を、いかようにして農家はもとへ戻していくであろうかということであります。 すでに先刻来お話がございました田畑の地方復興につきましては、除塩をまず行なって、少なくとも明年六月の田植え時期までに、耕作可能の範囲にまで塩度を薄める必要があるのであります。
一メートル以上も下は壁が落ち、上の方は塩水がしみ込んで、貝がら虫のついておるこの住居を、いかようにして農家はもとへ戻していくであろうかということであります。 すでに先刻来お話がございました田畑の地方復興につきましては、除塩をまず行なって、少なくとも明年六月の田植え時期までに、耕作可能の範囲にまで塩度を薄める必要があるのであります。
また、水につかった柱は、貝がら虫が今日一ぱい寄生をいたしました。海部、濃尾の美田、あの穀倉地帯の水田は、稲の穂を見ようと思っても見られません。稲穂の上に一メートルないし一・五メートルの水がたまって、その上を大きな自衛隊の上陸用舟艇はもとより、海の方で漁に使った漁船が平気で通行をいたしておるのであります。災害発生後、私はできる限り水没地帯を回りました。
今聞きますと、農作物被害に対しては凍霜害に準じてやるつもりであるという御言明がありましたので、私もある程度了解いたしますが、関東の凍霜害のときには、桑はそのまま残つておるので、これに樹勢復活のための硫安を付加する、あるいは貝がら虫の予防をやるというだけで、別に代作を必要としない。