1947-11-17 第1回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
しかるに今度は三分の二を差益とみなし、またその範圍を小賣業者にまで及ぼすことにしたと豫算説明書に書いてあります。從來統制會社等に對して、半分だけ價格差益納付金を徴收して、他の半分は平衡資金として統制會社に積み立てさせておつたのでありますが、統制會社が解散にあたつてこの平衡資金なるものは、だれの歸屬になるものか承りたいと思います。
しかるに今度は三分の二を差益とみなし、またその範圍を小賣業者にまで及ぼすことにしたと豫算説明書に書いてあります。從來統制會社等に對して、半分だけ價格差益納付金を徴收して、他の半分は平衡資金として統制會社に積み立てさせておつたのでありますが、統制會社が解散にあたつてこの平衡資金なるものは、だれの歸屬になるものか承りたいと思います。
これは豫算説明で大臣自身言われますごとくに、まだ十分でない——政府の現場把握という言葉がありますが、この點に關しましても現状においては十分でない。現場把握を強化するためにも、この國家管理が必要だという御説明でありますが、今の勞務者の大多數が國家管理を理解していない。
電線は千百二十七トンに對して、四百トンしかはいつてないから、わずかに三五%しかはいつてない、カーバイトのごときは、千五百トンに對して五百五十五トン、三七%、そういう状況でありますが、私今伺つたのは、豫算説明に資材等の生産諸要素の最も効率的な活用をはかるということは、どういう意味かということを聽いたのであります。
という條文に關連して質問があつたのでありますが、政府の豫算説明によれば、民間のエキスパートを採用してやるのだという御説明があつたのであります。これにつきまして、またひとつごめんどうですが、商工大臣のお答えを願いたいと思うのであります。
これより豫算説明のために懇談會に移りますので、委員でない方は御遠慮願います。 ————————————— 〔午前十一時二十九分懇談會に入る。〕 〔午後零時二十八分懇談會を終る。〕 —————————————