1988-03-24 第112回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
国土庁は六十年にいわゆる豪雪白書をまとめられました。その取り組みを評価し、敬意を表している次第でありますけれども、この白書の中でも指摘しておりますが、雪国では近年、単に雪に耐えているだけではなくて、雪を克服し、雪を利用して明るい地域づくりをしようという意欲が盛り上がってきております。
国土庁は六十年にいわゆる豪雪白書をまとめられました。その取り組みを評価し、敬意を表している次第でありますけれども、この白書の中でも指摘しておりますが、雪国では近年、単に雪に耐えているだけではなくて、雪を克服し、雪を利用して明るい地域づくりをしようという意欲が盛り上がってきております。
それから、豪雪地帯定住構想推進等に要する経費ということで、この中では三つの調査等を実施するということで、一つは、雪国問題研究会の開催、それから克雪地域づくりモデル計画策定調査、それから豪雪地帯基礎調査ということで、この三番目のものにつきましてはいわゆる豪雪白書を三年に一度つくるということでやっておりますが、そのために必要な基礎的な資料を作成するというものでございます。
皆さんの出しておる豪雪白書、五十八年の調査によりましても、もしもこういうことをやられるとするならばこういう人々は一体どうなるかということの一つの見本として申し上げるのでありますが、豪雪地帯で一カ月以上、三十日以上の長期間、自動車交通その他が途絶する集落は、その資料によりましても四百六十集落あるのですよ。
なお、最後につけ加えておきますが、このたびの豪雪の経験に徴して、豪雪白書というものを国土庁が明確に公表してはいかがなものかということにつきましても意見の一致を見、このことは国土庁に当小委員会として要請いたしておく次第でございます。 以上で、本日の小委員会は終わりたいと思います。次回は、追って通知をいたします。それでは散会をいたします。 午後零時十四分散会