1988-05-27 第112回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
むしろ豊田商事商法を逆手にとって新たな事件を起こしているのが現状なんです。そうですね、警察では。本当に私、この辺のところをどう防いでくれるかというのが、だんだん声が大きくなるんだけれども、何ともいら立たしい思いがするんです。長官いかがですか。
むしろ豊田商事商法を逆手にとって新たな事件を起こしているのが現状なんです。そうですね、警察では。本当に私、この辺のところをどう防いでくれるかというのが、だんだん声が大きくなるんだけれども、何ともいら立たしい思いがするんです。長官いかがですか。
これらの内容は、もともと過去三回にわたりまして提案してまいりました我が党の訪問販売法改正案にあったものであり、特に一昨年の昭和六十一年において政府が豊田商事商法などの取締法として提出した特定商品等の預託等取引契約に関する法律の対案として我が党は、今回政府が提出している内容のものを盛り込んで提出した経緯がございます。したがいまして、今回の法改正は、まさに遅過ぎたと言わなければなりません。
この状況を踏まえ、五十八年五月十八日の衆議院商工委員会では、我が党の議員が初めて豊田商事問題を取り上げ、警告を発し、さらに同年十月四日の商工委員会では、当時一千億円とも推定される集金が行われ、全国的に猛威を振るっておりました豊田商事商法を詳細に分析、報告して、早急に対処する必要があることを政府に求めているのであります。
豊田商事商法に対しましては、各地の弁護団が現在も次々に詐欺及び出資法違反ということで刑事告訴を続けております。この豊田商法につきましては、まずその本質をとらえていただくことが大変肝要かというふうに思うわけでございます。
○兵藤参考人 取引の自由とか営業の自由というのは憲法上の裏づけもあるわけでございますが、今回の豊田商事商法につきましては、既に国民生活センターあるいは各地にあります消費生活センター等で被害の申告が続発しておったわけでございまして、こういうような被害の相談あるいは被害の実情についての把握が十分できるような案件につきましては、私は、営業の自由とかその他いわゆる一般の商取引とはもう全く違ってきておるわけでございますので