1975-11-18 第76回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
そこで、この豊凶指数というのを、私いろいろと皆さんからデータをもらって、ここ二、三十年見ますと、少ないときで九三、多いときで一一〇、大体一割ですな、一割の出入り、統計でいうとこれは誤差がない。そうしますと、ぼくは、豊凶による変動というものを農業団体なり農民なり、そこへどんな形にせよ持っていくというのは筋が合わない。
そこで、この豊凶指数というのを、私いろいろと皆さんからデータをもらって、ここ二、三十年見ますと、少ないときで九三、多いときで一一〇、大体一割ですな、一割の出入り、統計でいうとこれは誤差がない。そうしますと、ぼくは、豊凶による変動というものを農業団体なり農民なり、そこへどんな形にせよ持っていくというのは筋が合わない。
三十年産米の豊凶指数の出るのは昨年の暮れであります。去年の七月ないし八月に支払うべき責任を知らぬ顔しておって、昨年の豊凶実数云々ということは奇怪な言葉ではありませんか。そういうことは許されません。もっとはっきりしていただきたい。
○足鹿委員 今の昭和三十年の豊凶指数を勘案して云々ということを取り消されない限り了承できません。そういうことは全然事実と違うではありませんか。それははっきりされたがよろしい。農林大臣の御所信をあえて問います。
○説明員(新沢寧君) 昨年度も本年度も価格決定の要素として豊凶指数は直ちに計算に乗つて来てはおりません。ただ政府の麦の取上げ方の問題といたしまして、昨年度におきましては、まだ麦の間接統制に入りましてから非常に日が短かかつたというようなこともありまして、大麦、裸麦につきましては、政府がこれを把握するための相当意識的な考え方をここに乗せて行かなくちやならない。
将来の価格を考えるというけれども、これはわからんというから、これは消してしまわなければならん、そうすると、去年と同じことで行かなきやならん、その際豊凶指数を特別加算に考えたというなら別だけれども、豊凶指数は特別加算の中に考えられていないのだということになれば、去年の価格決定の条件と今年の価格決定の条件というものは同じでなければならんと思うのです。何も違つたことはないと思うのです。
そこで去年加えておつた特別加算というものを今年加えないという理由は、ただ豊凶指数の問題だけですか、ほかに何かありますか。
この米価改訂に当つては、単に豊凶指数に基くところの改訂にとどめないで、すでに米価審議会が満場一致で不適当と断定した現行方式を一擲いたしまして、全国の農民と労働組合と婦人団体等が挙つて要望しておるところの二重価格制をとつて、生産者米価を一石一万二千円に定めて、供出と食糧増産に対する農民の心からの協力を求めて、この食糧の危機を突破すべきものと考えるのでございますが、(拍手)農林大臣の見解を承わつておきたいのであります
最高限は、やはり今しましては、経済事情を参酌すると言つた麦の統制が続いておりました、いうことになつておりまして、現実にはいわゆる豊凶指数というものをここに織込んでおるということで解釈をしておつたのであります。なお物価情勢その他の場合もこの経済事情で実際は解釈できるのじやないかというふうに考えておつたのです。
この簡単な人為的な価格政策ですらできない政府が、五箇年計画を何度呼号いたしましても、実質的に私どもは結局絵に描いたもちに終らざるを得ないのではないかという印象を多分に持つのでありまして、麦類の生産費を基準としてこれに農業パリテイ及び豊凶指数等を勘案した一つの価格決定方式を、政府の行政措置ではなしに立法化して行けば、ほんとうに農民が安心をして麦の増産に進んで行くことができると私どもは考えておりますが、
えなければならない点は、この労農両階級が眞に納得するに足る農業政策を持たなければならないということ考えまするときは、先ほど來引例をいたして参りました東洋経済新報所蔵の森農業政策を、さらにたくましく食糧自給の面に推し進められまするとともに、價格につきましては、大臣が本会議等においてしばしば述べられておるこの政策を、百尺竿頭一歩を進められまして、米價審議会と称するようなものでもつくられまして、そのうちに豊凶指数