1973-09-24 第71回国会 参議院 本会議 第38号
文教委員長永野鎮雄君の投じた一石は、玉突き的に議会主義否定の方向につながり、さらに転じて、わが国高等教育に対して、教育と研究の自由を喪失するという本質的な問題に暗い影を投ずるに至ったのであります。永野鎮雄君の反動的運営は、政府・自民党による民主的教育破壊の図式、すなわち反動的な教育立法とその成立のための暴力的議会操作という図式の完全な踏襲でありました。
文教委員長永野鎮雄君の投じた一石は、玉突き的に議会主義否定の方向につながり、さらに転じて、わが国高等教育に対して、教育と研究の自由を喪失するという本質的な問題に暗い影を投ずるに至ったのであります。永野鎮雄君の反動的運営は、政府・自民党による民主的教育破壊の図式、すなわち反動的な教育立法とその成立のための暴力的議会操作という図式の完全な踏襲でありました。
(拍手) しかしながら、これに立ち向かった社会党の実力行使は、これまた明らかに議会主義否定の暴挙であり、厳に戒められなければ相なりません。(拍手)目には目を、歯には歯をと、暴に対し暴をもって報ゆるがごときは、民主主義、議会主義の断じてこれを許すところではありません。動機や理由がいかがあらんとも、われら議員の行動の限界は、院の内外を問わず、厳にその言論の範囲の内側にのみとどむべきであります。
そういう意味合いにおきまして、参議院のこの民主的な運営をはばむ議会主義否定のファッショ的な傾向の台頭に対して、わが社会党では断固反対するものであることを声明いたします。(拍手)
○高橋(一)政府委員 私どもが問題にしておりますのは、要するにこの共産党の、つまり議会主義否定、暴力革命方式という点なんでございます。ほかにいろいろ諸般の政策なんかの問題もありましようけれども、私どもの方は、それについてはどちらがいいとか悪いとかいうことは、まつたく白紙の態度でおるわけでございます。