1956-06-02 第24回国会 参議院 本会議 第59号
社会党が、あれほど執ように議事引延し作戦に出ても、世論は必ずしも社会党を非難しなかった。社会党の作戦が功を奏したかとみえるのは、一つに、世論のうしろだての結果である。 世論は、小選挙区制度そのものには、大して反対ではないようだが、区割りの仕方や、連座規定の削除や、立会演説会の廃止には強い不満の意を表明していた。こうした世論の批判に謙虚に耳を傾ける態度が民主政治には必要である。
社会党が、あれほど執ように議事引延し作戦に出ても、世論は必ずしも社会党を非難しなかった。社会党の作戦が功を奏したかとみえるのは、一つに、世論のうしろだての結果である。 世論は、小選挙区制度そのものには、大して反対ではないようだが、区割りの仕方や、連座規定の削除や、立会演説会の廃止には強い不満の意を表明していた。こうした世論の批判に謙虚に耳を傾ける態度が民主政治には必要である。
○鈴木一君 宮本委員からも議事に大いに協力するようにと言われておりますので、決して議事引延しをするというようなことはありませんが、ちよつと先ほどの出血の問題について愛知さんにお伺いしたいと思いますが、現在 三百二十万トンの硫安が生産されているわけです。それで国内の消費が百七十万トン、そうすると、輸出が五十万トンというわけであります。
私は国内価格に転嫁するということはいかんと、欧洲でダンピングをやつておりますけれども、少くともこれは国民全体の負担において出て来た赤字というものは処理すべきだという私は強い主張を持つておるのでありますが、これはこれ以上は議論になりますから、又それこそ私が議事引延しというようなことになつてもいけません。これはよくお考え願うとして、又いずれお目にかかつて御意見を伺いたいと思います。
○河野謙三君 先ず私はお断わりしますがね、何も議事引延しなんということは毛頭考えていない。一つの証拠が、私はあなたのほうに要求している資料でまだ手許へ来ていないのがあるのです。それさえも私はこういう皆さんに御迷惑をかけちやいかんと思うから要求していない、それは今度の酪農振興法の当初政府の作つた原案と我々の手許に来ておるのとは大分違うのです。紆余曲折があつたことは事実です。
更に私ども理事会で、いろいろ検討協議いたしたわけでありますが、議事引延しなんかということは、後議である参議院としては意味のないことで全然考えていたいわけです。これは非常に重要な法律案でありますし、極めて高い立場から内閣の責任者である総理の出席を願つて答弁に立つて頂きたい。
(「その通り」と呼ぶ者あり)話がいろいろこんがらかりましたが、そこで先ほど来山下委員のお話も承わつておりますが、山下委員は、自分は別にその議事引延しその他をやる意思じやない、協力的な気持なんだ、藤原委員もそういうお話であるし、且つ又水掛論になるがごとき点について別にそれを追及する気持もない、こういうことをおつしやつているのでありますから、どうか一つ円満にお運びを願いたいと思います。
野党の諸君は、昨日以来、議事引延しの辞柄に窮しで、林衆議院議長の不信任案を提出されたのであります。しかるに、本日はまた林議長の不信任案をいつかひつこめて、今度は岩本副議長の不信任案にかわつておるのであります。(拍手)いかにその辞柄に窮しておるかということは歴然たるものがあるのであります。
併しながらその議事引延しという問題になりましても、堂々と自分の主張を主張して、そうして議事を引張るというのと、議事規則のすれすれのところまで行つて、そうして議事を引張るということとは私は違うと思います。国会は国会らしくやられるがいいのでありまして、ああいうような手段で以て議事を引張るということは私は参議院としては恥ずべきことであると今以て信じております。
(「暴力はどうだ暴力は」と呼ぶ者あり)堀眞琴君が質問の際に申しましたが、これは必ずしもこの場合には当てはまらないけれども、アメリカの議会においては、(「アメリカがわかるのか」と呼ぶ者あり)フイリバスターという制度が明らかに認められておりまして、少数党は公々然と議事引延しをすることが許されておる。
昔の議会でしたならば、一時間、二時間、三時間といろいろ持ち込んで、議事引延し演説をやつたものでありますが、いずれも我が党の五十分を最高といたしまして、それから二十分、三十分というふうであります。ところが僕のほうは再質問を含んでの五十分だということを言つておるのでありますし、答弁の時間等から考えても、事務総長の時間四時間という説から見ましても、これなら決してやれないことはないだろう。
明後日やることを委員長が報告して、これは本会議に持つて行くだけで、そこで若しも妙な議事引延しをやるとすれば、私はこれこそ天下周知のこれは党利党略になると思う。そういうことが少くとも我が社会党に関する限りはそういうことはない、従つてこの委員長の提案通りやつて頂きたい。
反対討論という通告をして置いて、時間が切れるまでに終らんようなことを言つてやろうというその動機が問題であるということで、小川君だけで云々しようとすることであるならば、時間がなくなつても続けようという場合は違うと言われますけれども、これは議事引延しをしようと思つてかかつたのと結果においては同じことになると思います。
○多賀安郎君(続) 不必要に解散を呼号するにおきましては、政府自身が議事引延しを推進して、政府與党を不利に導く結果を招いておるのであります。 しかも総理は、過ぐる首班指名の白票を不信任であると解釈し、これを解散の理由として言明いたしておられるようでありますが、しからば吉田内閣はなぜ成立直後に解散しなかつたのでありましよう。
元來この不信任案は、石炭國管案について朝野の間に非常な紛爭を起しました去る二來日の夜、各派交渉会において、議事引延しのために突然と提出されたのが、この不信任案の起りであります。かかる國務大臣の不信任というがごとき重要問題を、議事引延しの具とするという行動そのことが、すこぶる不明朗なる政治行動であると断ずるものであります。