先ほども少し触れましたが、少人数学級との関連で考えても、従来の講義式一斉授業に比べ、個別指導の割合が増えることが見込まれます。そうした中、今までの授業とは異なるアプローチが必要になると見込まれます。端末を配れば終わりではなく、配った端末をどのように使うかが問われています。現場任せにしてしまっては、教職員の方々の負担は増すばかりです。
ところが、大学へ入った途端にもう一辺倒の講義式で、ある資格を取るためには、例えば司法試験を通るためには東大へ行っておっても予備校へ行ってそして勉強する、それでないと受からないと、こういうような状態で、大学のそのものがどうなっているかというようなことから、大学はいわゆる日本語流で言うと絞るところであるというので、私のところは講義式はありません。
会議は支所長を東京に集めますが、八十八人集まりますと、とても講義式になりまして、いろいろ詳しく話すことができません。それで、次長以下はブロックに分けておりまして、全国を四つないし五つのブロックに分けてやっております。その会議だけでも支所長会議が二回、次長、業務の課長、総務の課長、あるいは専門の恩給とか審査の課長とかというブロックの会議をやる。ほとんど年中どこかで会議をやっておる。
○説明員(石井栄三君) ただいまの御意見まことにごもっともで、私も同感でございまして、現にわれわれもその方向におきまして第一線の捜査に当る者の教養に努めているのでございまして、従来とかく関係者を集めて演壇から講義式の教養ということに堕するおそれがありましたが、それではいけないのでありまして、視聴覚教育といいますか、そういうことで、いろんな摸型、モデル等を中心にし、物を見せ、ものの扱い方について、手をとって
何もないがらんどうの教室に五十人、六十人も詰め込んで、講義式の授業をするということでは、ほんとうに科学技術教育の振興ということはできないと思うのです。それができたらまさに奇跡ではないかというふうに思う。
その点一つの政治問題として、お互いにあなたも政治家で国の行政をあずかつておるのでありますから、そういう大学の講義式でなく、ひとつ御答弁願いたいと思います。
併しまあ最近の大体研修の方法は、一般的に申しまして、成るべく講義式ではなくて、ゼミナール式の研修になつておるようでありまするので、大体講義のやり方としてはゼミナールのような方式で自由にデイスカツシヨンのできるような方式でやつていきたいと考えております。