2006-11-28 第165回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
二つ目には、元請建築士事務所、下請建築士事務所、双方の責任が不明確なままに安易に設計の外注がなされる実態が見受けられまして、結果として、建築士の職業倫理の低下や、能力の欠如した建築士の設計活動を助長しているといった問題が背景にあったというふうに総括をいたしました。
二つ目には、元請建築士事務所、下請建築士事務所、双方の責任が不明確なままに安易に設計の外注がなされる実態が見受けられまして、結果として、建築士の職業倫理の低下や、能力の欠如した建築士の設計活動を助長しているといった問題が背景にあったというふうに総括をいたしました。
五番目に、建設業法の抜本的な改正と元請ゼネコンの責任というふうなことを考えておりますが、今回の行政処分で我々のような建築士や、元請建築士事務所や建築士の処分はとても早く行われました。 今までの多くの場合は、建設会社の手抜き問題というのが非常に大きい問題でした。
○山本政府参考人 御指摘いただきましたように、建築士事務所の業務の適正化を図り、不正行為の防止を徹底するためにも、元請建築士事務所と下請建築士事務所の責任を明確にすることが重要であると考えております。
今回の事件では、構造計算書の作成に際して、元請建築士事務所と下請建築士事務所の間の契約が不明確に行われた事実も明らかになっております。責任の所在のあいまいさが事件を生み出してしまった要因の一つとも言え、今後、不正行為を防止するためにも、建築士事務所間の責任を明確にすることが重要であると考えます。