1984-11-08 第101回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第10号
今回の報告書によりますと、一〇番ベルトの第三号キャリア台の内側スタンド二本が腐ってフレームから外れ、その一本がローラーと激しく摩擦して発熱し、このため周りに堆積していた落炭に火がつき、これが調量門など周辺に燃え移ってこういう大災害になったというふうに推定されております。 これが事実であるとすれば、事故原因は驚くべき初歩的また基本的なものだということになるのではないかと思うのです。
今回の報告書によりますと、一〇番ベルトの第三号キャリア台の内側スタンド二本が腐ってフレームから外れ、その一本がローラーと激しく摩擦して発熱し、このため周りに堆積していた落炭に火がつき、これが調量門など周辺に燃え移ってこういう大災害になったというふうに推定されております。 これが事実であるとすれば、事故原因は驚くべき初歩的また基本的なものだということになるのではないかと思うのです。
○藤原説明員 お尋ねの坑内火災事故の捜査状況でございますが、おおむね検証も終了いたしまして、ただいま御指摘のありました事故調査委員会、通産省の関係でございますが、これの指摘されておりますように、二百二十メートルBC連絡斜坑下部に通気制御のため設置されております第三調量門箱門の場所でございますが、これが出火地点であることは推定いたしたところでございますが、その出火原因等につきましては、現在、科学警察研究所
それから、当該箇所でございますけれども、この箇所におきます調量門箱門と申しますか、その中というのは、わざわざ入ってみなければいかぬというようなこともございまして、その当時確実にやったかどうかについては、私どもとしては十分つかんでおりません。 以上でございます。
それから第二に、第三調量門付近の落炭のコアサンプルの検査を行う。それから第三に、小型ベルトコンベヤー試験装置を用いまして、ベルトとボタあるいはベルトと金属あるいはベルトと木片、こういったものの各種条件下におきます摩擦の発熱試験を行う。さらに、現場におけるベルト走行テスト等を実施いたしまして、発火メカニズムについての解明を行っていく予定になっております。
○中西(績)委員 そうなりますと、問題になりましたように、例えば一番いい例が、まだ委員会におきましては火災の火源についてはいろいろ実験中だと言われておりますけれども、発火のメカニズム等を見てみますと、ベルトの片寄りと箱形の調量門との関係、そしてそこに落ちておった先ほど陳述があっておりました二十数個のボタあるいは落炭、粉炭、それがこの箱の下の部分に集積をしておるとか、いろいろな問題が一つずつたくさん出
それで先ほどから、火源に対しましては何らかの摩擦によって熱が発生したことによって一つのああいった火災になったのではないか、第三調量門近くにおける何らかのものじゃないかということで、動くものといえばコンベヤーでありまして、そうしますと、コンベヤーのローラーの過熱じゃないか、こういう感じが我々もお話を聞いておってするわけであります。
ここで特に問題になりましたのは第三調量門の箱門であります。これは長さ一・六メーター、幅一・三メーター、高さ一・四五メーターの箱型をした門の中をベルトが走行しております。災害後は焼け落ちておりますが、第二調量門に同じ構造のものがございます。これを見ますと、できるだけ漏風の少ないようにという目的でいろいろ漏風防止の処置をして設計されて、綿密につくられております。
それで、二百二十メーターベルトコンベヤーの発火地点に到達して、その第三調量門の天井付近が燃えてるということを初めて発見したわけでございます。したがいまして、火災の発生は少なくとも十三時五十分以前というふうに考えられます。
としまして、原動部の過負荷等によります過熱するようなケース等々、五つのケースを挙げまして、さらに現地調査等によりまして判明しました事実等から、三つのケースのいずれかのプロセスを経まして落炭等近傍可燃物が蓄熱発火した可能性が高いということで推定しているわけでございますが、調査委員会では、今後フレームの振れ等が、今先生から御指摘ございましたように、災害以前からのものであったか否かの精査をいたしますほか、第三調量門
○政府委員(石井賢吾君) 第一点のスリップリレーの装置につきましては、一応ついているわけでございますが、ナンバー・テン・ベルトの第三調量門以降についての蛇行防止装置はございませんでした。
第一点の火災の原因でございますが、まず火災の発生箇所につきましては、有明鉱がマイナス二百二十メーターレベルとマイナス三百二十メーターレベルの主要坑道から成っておるわけでござい ますが、この二つをつなぎます二百二十メーターベルトコンベヤー連絡斜坑の坑底付近で第三調量門というのがございます。
火災の発生箇所は、二百二十メーターレベルと三百二十メーターレベルの坑道を結びます二百二十メーターベルトコンベヤー連絡斜坑の第三調量門またはそのごく近辺ということで、中間報告は火災発生箇所を特定いたしてございます。第三調量門、調量門と申しますのは通気の調節をするための戸門でございます。また、この火源につきましては、ベルトコンベヤー施設等の摩擦熱によるものと特定をいたしてございます。
○石井政府委員 今回の火災発生箇所が第一〇番ベルトの坑底に極めて近い第三調量門の近辺ということでございますが、第一〇番ベルトにつきましては駆動部門が上部にございます。
御承知のように、箱型調量門と申しますのは、要するに通気の調量効果を高めるために設けられたものというふうに理解をいたしております。
○小渕(正)委員 次に、今回の火災発生の箇所と見られるところが、有明鉱独自の設備ですか、調量門というか箱門といいますか、通気の流れを調整する有明鉱独自のものが置かれているようでありまして、このところで実は今回の火災が発生したのではないかという、まだはっきりした結論は出ておりませんが、いずれにいたしましても、この調量門内における何らかのトラブルによって火災が発生した、こういうように見られているわけであります