2004-12-02 第161回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
けれども、昨今は、何だか憲法調査会自身が改憲のために設けられ、また、ここでなすべき仕事は改憲のための作業であるがごとき認識を持たれる方々もあるわけで、どうも議員の中にもそういう認識をお持ちになっていらっしゃる方が政権党の中にもあるようでして、これは、この憲法調査会設立の趣旨に反しますし、運営の趣旨に反します。
けれども、昨今は、何だか憲法調査会自身が改憲のために設けられ、また、ここでなすべき仕事は改憲のための作業であるがごとき認識を持たれる方々もあるわけで、どうも議員の中にもそういう認識をお持ちになっていらっしゃる方が政権党の中にもあるようでして、これは、この憲法調査会設立の趣旨に反しますし、運営の趣旨に反します。
一方、本調査会設立時に、男性と女性との共生とともに重要であると指摘されました健常者と障害者との共生、あるいは日本人と外国人との共生という新たなテーマについて調査を進めることも大事であると考えます。 健常者と障害者との共生に関して言えば、平成五年度に障害者基本法の改正がなされ、十カ年の障害者に関する新長期計画が進められておりますけれども、その最終年度が平成十四年度となっております。
憲法制度調査委員会設置推進議員連盟の設立から憲法調査会設立の議員立法提案の経過を見るとき、一連の国家主義的法案、すなわちガイドライン関連法の可決、住民基本台帳法の改正法案、国旗・国歌法案、組織的犯罪対策措置法案等々の流れからすれば、明らかに隠された意図は、現行法制との乖離現象の解消、すなわち改憲につながるものと断ぜざるを得ません。むしろ明治憲法への回帰のようにすら見えます。
時期は、調査会設立の当初、昭和六十一年の十二月からでございます。
○伊藤顕道君 まあ御答弁がございましたけれども、表面はそうであったかもしれませんけれども、実際には憲法調査会設立のおもな目的は、私どもが考えておるのは現行憲法を改正して、たとえば天皇の権限を強化するとか、あるいは公然たる再軍備あるいは基本的人権の制限、あるいは家族制度の復活とか、さらには国会権限の縮小、こういうような一連の旧帝国憲法へ逆行するものではないかというふうにわれわれは考えておるわけです。
○伊藤顕道君 そのことに関連して、それでは憲法調査会設立のいろいろ目的があったと思うのですが、その主要な目的は一体何であったか、そのことを明らかにしていただきたい。
これではお一方お一方の学者の良心、主観、こういうものを利用して、岸さんが自分の政治的な立場を実現していくための道具にしていることではないだろうか、こうなって参りますと、私たちがこの憲法調査会設立の冒頭においておそれとして述べたことが、今や現実となりつつある、こう言わなければなりません。
従いまして私は、鳩山総理はこの憲法調査会設立後においても、農地解放の逆行とか、婦人参政権の逆行については、絶対そういうことはないという確約をここではっきりしてもらいたい。
我々は断じてこのような態度を首肯できないのでありまして、私はここに、この調査会設立に至りまするまでの詳細なる経過を承わり、いつ如何なる形で関係方面から公式の申出があつたかを承わりたいのであります。第二に質問いたします点は、厚生省当局は如何なる立場から根本的にこの問題に対処せんとしているかということをお伺いしたいのであります。そもそもこの医薬分業の問題はすでに三十年来激しい論争が繰返されております。