2007-12-12 第168回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
名古屋地裁、放射性降下物や誘導放射能を十分に把握できていないんだ、したがって、原因確率を形式的に適用して被爆者らの負傷及び疾病の放射線起因性の有無を判断したのでは、誤った結果を招来する危険性がある。仙台地裁、原因確率を機械的に適用することによって放射線起因性を否定する結果を生じさせることは、可能な限り避けなければならない。
名古屋地裁、放射性降下物や誘導放射能を十分に把握できていないんだ、したがって、原因確率を形式的に適用して被爆者らの負傷及び疾病の放射線起因性の有無を判断したのでは、誤った結果を招来する危険性がある。仙台地裁、原因確率を機械的に適用することによって放射線起因性を否定する結果を生じさせることは、可能な限り避けなければならない。
「残留放射能についての問題点」ということで、広島、長崎の原爆とも、「原爆投下直後から残留放射能についての調査がなされたものの、誘導放射能及び放射性降下物について、十分な実測値が得られておらず、ある程度本格的な調査がなされたのは昭和二十年九月十七日の台風の後である。」
広島原爆、長崎原爆とも、原爆投下直後から残留放射能についての調査がなされたものの、誘導放射能及び放射性降下物について、十分な実測値が得られておらず、ある程度本格的な調査がなされたのは昭和二十年九月十七日の台風の後である。
また、残留放射能、放射性降下物、誘導放射物については、広島原爆、長崎原爆とも誘導放射能及び放射性降下物について十分な実測値が得られていない。内部被曝について、ガンマ線及び中性子線以外にアルファ線及びベータ線が影響すること、外部被曝と比べ至近距離からの被曝となり、人体への影響が大きいことを理論的に否定し去ることができないと、こういう判決が出ました。
今御質問にありましたように、大きな対象物の中にその誘導放射能、いわゆる中性子線などが中に、コンクリートだとか金属の中を通ったために生じた放射性物質、そういうものが含まれているケースがあるわけでございます。 先ほど御説明させていただきましたんですけれども、計算によって、その濃度は結果が出てくるわけでございます。
そこで、安心、安全につなげるのがクリアランスの最大の要素でございますが、今日、藤原委員からもう質問出ました、塊をぱっかんと割ったらどうなるという、私も質問したかったんでございますが、そのぱっかんの中に、外部から測定する、しかし塊の中には、誘導放射能という言葉にぶつかったんでございますが、いわゆる固体内部の放射線量について改めてもう一度伺いたいと思います。
それは、化学的活性であることが、水、空気、ハロゲンその他と反応、それも非常に激しく反応するという問題とか、中性子照射による誘導放射能を持つことで、ガンマ線放射能の減衰に炉を停止してから約八日間ぐらいかかるという問題とか、熱的にナトリウムは非常にいい性質を持っているわけですが、しかし、その熱伝導度の非常に高いという利点が構造材に対して非常に強い熱衝撃の問題を持っているということとか。
しかし、その核燃料を全部抜き出してしまいますと原子炉自体が核燃料から出てくる中性子によって放射化されておりますが、しかしこれは誘導放射能というものでございまして、原子炉二基の誘導放射能が約四十六キュリーということでございまして、これは高レベル放射性廃棄物とは言っておらない、こういう理解をしております。
他方、核分裂生成物そして放射性廃棄物あるいは誘導放射能があるということは確かでございます。それに対しまして、化石燃料は燃やせば炭酸ガスができること等々、あるいは資源の偏在の問題もございます。あるいは太陽、風力等等のエネルギーもございますが、これは非常に変動の激しいエネルギーであるわけでございます。
ところが、数年前から、その広島の原爆の中性子とかガンマ線の線量の値がその当時考えていたものが実は相当狂っているんだということに気がつきまして、改めて広島の瓦の上にできている誘導放射能の強さを調べ直したり、何か大騒ぎをして改めてその線量を確立し、それによって昔からやってきたABCCの疫学調査的なものを書き直すといったようなことがございました。
それは、初期放射線のなかの中性子が土壌や建築物資材などに衝突し、原子核反応の結果二次的につくりだした誘導放射能(ガンマー線とベーター線を放射)、核分裂生成物の放射能(ガンマー線とベ−ター線を放射)および未分裂核爆発物質の放射能(ガンマー線とアルファー線を放射)によるものであった。
○松浦(十)政府委員 ただいまの先生の入市者の問題でございますが、これは、たとえば放射線医学研究所の橋爪先生の御意見等もあるわけでございますが、結局、被曝ということは、一つは核分裂のときの放射線、それから第二に中性子線が地上に当たりまして、そこで生じた誘導放射能によるもの、それから第三に、いろいろな粉みたいなものが飛んできて入るというようなものが主なものだろうと考えられるわけでございますが、現実問題
○伊原説明員 一般的な測定結果としては、臨界実験装置の部品の誘導放射能はほとんどバックグラウンドレベルであるということかと思いますので、一般的な測定については特に問題はなかったと思いますが、ごく一部についての見逃しがあったのはやや残念でございます。
○伊原説明員 もしその届けを受け取りました時点において誘導放射能が測定されておりますれば、そういう指摘は当然にいたしたかと思いますが、そのときには残念ながら測定にかからなかったということでございます。
ただ、そのときの考え方は、誘導放射能よりも汚染のチェックの方が重要である、こういう判断であったかと思います。
○伊原説明員 臨界実験装置でございますので、これはいろいろな材料からできておりますが、これを解体いたしまして、放射性物質によって汚染されておるかどうか、あるいは誘導放射能を帯びておるかどうか、その辺を十分調査するわけでございますが、この立入検査で調べた結果では、いろいろな構成部品につきまして、バックグラウンドとほぼ差がない、バックラウンドと有意な差がないということでございましたので、一般的な産業廃棄物
○伊原説明員 御指摘のとおり、立山精機におきましての調査の結果、住友原子力工業の臨界実験装置の構成部分の一部がございまして、バックグラウンドレベルすれすれのようでございますが、ある程度の誘導放射能を持った材料が発見されております。
○伊原政府委員 コバルト60が検知された理由として推定されますのは、御高承のとおりこの核種は、原子炉を構成しております材料が腐触をいたしまして、水の中に溶けて出たような場合に、それが誘導放射能を持つ、そういうふうなことで生成されるのが一般であると承知いたしておりますが、定期検査などいたしました場合に、機器を分解、点検、保守そういったことをやりますときに、多少その際に系統から出てきて、これが換気系を通
○佐分利政府委員 まず中性子線によります核分裂生成物質の誘導放射能の問題でございますが、これが具体的には二つの問題を起こしてくるわけでございます。
この右のほうの図が放射能レベルが上がったという説明になっておりますが、これも、ここにちゃんと説明で、運転に伴うコバルト六〇などの誘導放射能の増加では説明ができないので、燃料破損の影響であると考えるというように、こう出ておるのですね。だから、コバルト六〇が五年間にだんだん数がふえていくという、それは認めながら、それだけでは説明し切れないから、その破損の起きた結果じゃないかという見方をしていますね。
つまり、特に照射食品については、有毒有害な物質が生じないこと、発ガン性物質が生じないこと、微生物による害がないこと、誘導放射能が生じないこと、栄養が不足しないことというようなことをあげて、単に安全性だけではなくて、健全性ということを言っておるわけで、一歩進んだ考え方だと思うのですが、私は、やっぱり食物に関しては有毒でないというようなことだけではなくて、それを与えることによってほかの栄養素が破壊されてしまったりしてはいけないというようなことからも
それからさらに昭和四十年から昭和四十四年にかけまして、広島、長崎における中性子による誘導放射能からのガンマ線の線量推定ということをいたしております。
これが非常に重要であるのは、この内部被曝の核種は、ルテニウムとか、ジルコニウム、セリウムというような核分裂生成物であって、トリチウムや誘導放射能によるものではないということです。つまり、そのことの意味は、間違いなく燃料棒が破損をしていたということ以外には考えられないということが原因となっている内部被曝だということです。
しかし、にもかかわりませず、ごくごく微量には海水中に含まれているいろいろな來雑物が、誘導放射能を帯びて出てくるということはあり得るわけでございますので、その点で海水中に含まれます水の放射能許容水準を押えて、それが政府がきめておりますそれ以下に十分おさまるように設計いたすことに相なっておるわけであります。