1967-06-28 第55回国会 参議院 本会議 第20号
ILO二十六号条約には、この制度の運用にあたっては、「関係ある使用者及び労働者は、如何なる場合に於ても、同一の員数に依り、かつ同等の条件に於て、該制度の運用に之を参与せしむべし。」と規定し、さらにまた、同時に採択されました三十号勧告では、よりこの点を具体的に述べております。
ILO二十六号条約には、この制度の運用にあたっては、「関係ある使用者及び労働者は、如何なる場合に於ても、同一の員数に依り、かつ同等の条件に於て、該制度の運用に之を参与せしむべし。」と規定し、さらにまた、同時に採択されました三十号勧告では、よりこの点を具体的に述べております。
しかるに、ILO条約第二十六号は、その第三条ただし書きにおいて、「ある職業または職業の部分に該制度を実施するに先だち、関係ある使用者及び労働者の各代表者並びにその他の者にして職業または職務上右の目的のため特に資格を有し権限ある機関においてこれと協議するを適当なりと認むるものと協議すべし。」
それでこの条約の第三条の二項に、この労使の加わった機関で協議するというように書かれておりますし、「関係ある使用者及労働者は、当該国の法令又は規則に依り定めらるべき方法及範囲に於て、尚如何なる場合に於ても同一の員数に依り且同等の条件に於て、該制度の運用に之を参与せしむべし。」
(2)は「関係ある使用者及労働者は、当該国の法令又は規則に依り定めらるべき方法及範囲に於て、尚如何なる場合に於ても同一の員数に依り且同等の条件に於て、該制度の運用に之を参与せしむべし。」ということは、労使対等の賃金をきめるという建前をこの(2)項で貫いている。
ILO第二十六号、最低賃金決定制度の創設に関する条約第三条第二項第二号には、「関係ある使用者及び労働者は、なお、いかなる場合においても、同一の員数により、かつ同等の条件において、該制度の運用にこれを参与せしむべし」とあって、労使同一の員数と同一の条件によってのみ賃金決定は進められなければならぬことを明らかにいたしておるのであります。
その次において、「尚如何なる場合に於ても同一の員数に依り且同等の条件に於て、該制度の運用に之を参与せしむべし」。こういう明確な規定がございまして、関係ある労使の代表者が、同一の員数と同等の条件において、最低賃金法の運用に参画しなければならないという明確な規定がございます。
その前に、今小林委員より指摘がありました最低賃金決定制度の創設に関する条約、さらに最低賃金決定制度の実施に関する勧告、この勧告の中あるいは条約の中で、先ほど指摘されました第三条ただし書きの二項の、「関係ある使用者及労働者は、当該国の法令又は規則に依り定めらるべき方法及範囲に於て、尚如何なる場合に於ても同一の員数に依り且同等の条件に於て、該制度の運用に之を参画せしむべし。」
御承知のように十一月八日社会保障制度審議会は政府に対して、医療保障制度に関する勧告を行い、また川崎厚生大臣当時いわゆる七人委員会の報告が提出されている事情にかんがみ、これらの立案の精神をくみ取り、医療保障制度の根本的検討を行い、該制度の飛躍的拡充、すなわち国民皆保険実現への時間的余裕を確保するためにも本改正を必要といたした次第であります。
御承知のように、十一月八日社会保障制度審議会は政府に対して、医療保障制度に関する勧告を行い、また、川崎厚生大臣当時いわゆる七人委員会の報告が提出されている事情にかんがみ、これらの立案の精神をくみ取り医療保障制度の根本的検討を行い、該制度の飛躍的拡充、すなわち国民皆保険実現への時間的余裕を確保するためにも本改正を必要といたした次第であります。
国民の間に慣熟しておりまするところの該制度を患い切つて採用し、以て民間資金の還流を迅速ならしめる必要があると思うのであります。(拍手) 次に、池田大蔵大臣は、講和條約に伴う賠償支拂につき、日本の経済の許す範囲内で支拂うということを言明されましたが、これは至極当然のことであるのであります。併しこれは、言うは易く、実際問題といたしましては、支拂の増加を来たし、困難を増すものなのであります。
日程第二七、漁船保險制度存続に関する増額、請願者静岡縣漁船保險組合長佐野虎雄外四十名、本請願の要旨は、漁船保險法による漁船保險制度において、國の再保險を廃止する由であるが、漁船は漁民にとつて貴重なる分身であり、かつ骨肉である、また該制度は技術的ないし経済的に漁民を指導する効果を有し、漁民と水産業との関係は密接である、ついては、漁民の保護と漁民の発達向上をはかるため現行の漁船保險制度を存続されたいというのである
國家公務員共済組合法改正に関する決議 本委員会は、國家公務員共済組合法については、國家公務員法との関係等よりして將來該制度に関し、その性格、会計等につき、根本的檢討を加える必要があるものと認める。かように附帯決議をいたしました。その他の御報告は委員会の速記録に讓りまして省略させていただきます。