1949-10-15 第5回国会 参議院 水産委員会 閉会後第5号
また評價増は資本勘定に入れられるため旧團体中赤字のところは破産する場合もあり、会員に持分がなくなり水産業團体整理法の適用を受けられなくなる。從つて協同組合の再評價の時は、七月一日でなく新協組へ財産を移してしまつた後にすること。 (IV) 物品税について 海苔のうち乾海苔を非課税とし、加工された海苔に対してだけ課税すること。
また評價増は資本勘定に入れられるため旧團体中赤字のところは破産する場合もあり、会員に持分がなくなり水産業團体整理法の適用を受けられなくなる。從つて協同組合の再評價の時は、七月一日でなく新協組へ財産を移してしまつた後にすること。 (IV) 物品税について 海苔のうち乾海苔を非課税とし、加工された海苔に対してだけ課税すること。
実際常識的に考えても、そう今ある帳簿價格の五十倍とか、百倍とかに評價増をするということは、これは経営上から見て考えられないことで、せいぜい相当内容のいい会社で十倍見当の増資というか、評價増というのが一應の実際に当嵌まる数字になるので、普通は五、六倍くらいで止めて置かないと行過ぎになる。從つて余り評價基準というものを高くすべきでないという議論も相当あつたのであります。
その際の評價増による利益を株主に分けたり、或いは積立金に整理する場合においては、先般発表した税制審議会の案では二割となりておりますが、方向としては大体において前回税制審議会の案として発表されたところの基本に待つて案の実行を図るようにして頂きたいと考えております。
しかしながらたとえば、從來の財産が帳簿價格以上に評價されまして、評價増となりました結果そこに利益が産み出される、その利益は結果持分の形においてこれが拂いもどされるわけであります。そういうようなものによる金額につきましてこれは税の対象のなる。それはわれわれといたしましてもやむを得ないことではないかと思つております。
それとの衡平論から言えば、これを免除してやるのがしかるべきこととも考えられますが、同時に生命保險会社が全部で十八でございますが、その中の三社ほどは全然再建整備法による補償をもらつていないところもあるわけでございまして、そういう会社におきましては、戰時保險金についてももうすでに自己の責任において負担し終つた問題でございますので、そういうものとの権衡論から考えますと、やはり他の補償と同じように、資産の評價増
それでは増産ができないし債権者にとつても非常に迷惑がかかるというような場合も予想されると考えられますので、從つて大体赤字を抹消するような範囲の評價増と申しますか、そういう程度のものを認めて行こう、而もそれは時價以上にはならないように、そうしてその範囲で認めて行こう、そういうような趣旨に考えております。
いま一つ聞いてみたいのでありますが、資産の評價増をいたしましかい、引渡すのでありますか、現在の資産そのままで引渡すのでありましようのち、これを前提にお伺いしておきます。
そこでこの健全な内容を持つておりまして、しかも今回評價増を出さずにしてコーポレーションに引渡される場合におきましては、反面におきまして、その利益を收受するところの権利と、また評價増から起つて來る利益は、國に返すという一つの條件とが附加せられておりませんと、経営上においては、これの健全な経営はできません。
ただ評價増の限界を時價の五割にとどめておりますが、これを七割くらいまで上げるか上げないか、これは研究の余地があろうと考えます。
そうしてそれに必要なための評價増といたしまして、それによつて他の勘定に対して高く賣ることになるのでありますからして、他の勘定におきましては当然予算が膨れる、こういうことになるわけですが、その数字はちよつと今……
その調整項目は、内容的に申しますと、振替所得あるいは間接税、それから專賣益金、在庫品の評價増、減價償却及び資本の食い込み等を合算しまして、大體千六百億という金額でございます。