1947-07-24 第1回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第5号
この問題につきましては、少しく問題の取上げ方が混雑しておるようでありますから、その點を明らかにいたしたいと思うのでありますが、第一には世耕事件というよりも世耕事件を中心とするいろいろな隠退藏物資その他軍の放出物資等について詐欺事件等が起つておる。
この問題につきましては、少しく問題の取上げ方が混雑しておるようでありますから、その點を明らかにいたしたいと思うのでありますが、第一には世耕事件というよりも世耕事件を中心とするいろいろな隠退藏物資その他軍の放出物資等について詐欺事件等が起つておる。
○奧野政府委員 要するに損害を與えられれば、それが財産権の侵害であるということの御説のように、損害を與えることがすなわち財産権の権利侵害になるのだということになると考えますが、民法の解釈でも、損害の発生ということと権利の侵害ということは別個に考えるというようなことで、たとえば民法の例で申しますと、詐欺によつて損害をかけたというような場合に、一体いかなる権利を侵害したということになるのかというようなことで
それから最近、摘発物資の拂下を斡旋してやるというようなことを称しまして、あるいは自己において処理するところの権限があるかのごとく呼称いたしまして、この間の事情に通じないところの農業会であるとか、水産会あるいはその他の團体との間に取引契約を結んで、契約金とか、前渡金の名義のもとに金円を徴收して、これを他の用途に消費しておるところの詐欺的行爲が続発いたしておるのであります。