1998-06-08 第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第13号
それから四つ目のグループとしては、国家的な見地から重要な医療政策を実践する役割といって、例えば診療報酬支払い方式に関するモデル的な試みの実施だとか、緊急に急がれる医薬品に関する重点的な臨床研究の実施などというのが挙げられると思います。
それから四つ目のグループとしては、国家的な見地から重要な医療政策を実践する役割といって、例えば診療報酬支払い方式に関するモデル的な試みの実施だとか、緊急に急がれる医薬品に関する重点的な臨床研究の実施などというのが挙げられると思います。
診療報酬支払い方式に関しては、出来高払いと定額払いの最善の組み合わせを構築する方針と しております。急性疾患の入院治療については、漫然診療を防ぎ在院日数の短縮化を図る観点から、入院当初は出来高払い、一定期間経過後は一日定額払いを原則とすると述べられております。
第二番目には、これは大変悩ましい問題ではありますが、医療支払い方式、現在の診療報酬支払い方式について思い切った見直し、メスを入れるということも大切なんではないかと。 現在の国民の意識がこの医療費の問題について、特に老人医療の問題等々について自分たちがどれだけの負担が、負担といいますか受給がなされているかということについて認識をしていないというところに大きな問題もあるというふうに思います。
特に療養費の定額払いにつきましては、現行の診療報酬支払い方式と全く異なるものであり、どのような位置づけをしてよいのか、これを明確にしてほしいと思います。どうも今のままでは医療費削減のための施策ではないかと勘ぐりたくなるのですけれども、この点はいかがでしょうか。
その理由でございますけれども、イギリスなどは先生御案内のように登録人頭払いという方式をとっておりまして、日本で言う開業医に限りまして登録医制度をとり、その医師について患者からの登録を前提にして人頭払い的な診療報酬支払い方式をとっているわけでございますけれども、病院についてはそういった方式でございませんで、イギリスの場合の病院は全部公費で賄われているわけでございまして、登録人頭払いという方式をとっておりません
ただいまから諸外国の医療制度並びに診療報酬支払い方式につきまして御説明を申し上げたいと思うのですが、資料の御説明の前に、高齢者に関しましては、御案内のように欧米先進諸国におきましては、いわゆる公的医療保障制度というような形で老人のみを対象とした制度はないわけでございます。
本日は、諸外国の医療制度、特に診療報酬支払い方式を中心としての資料をお手元に配付してありますので、まず政府からその説明を聴取いたします。厚生省保険局古川企画課長。
○国務大臣(森下元晴君) 医療費の増加の要因といたしましては、人口の増加とか、人口構造の老齢化、また医療技術の進歩等が考えられておりまして、一概に診療報酬支払い方式のみを原因とすることはできないと、このように思っております。 先ほど御指摘いただきました、十年前には四兆が現在は十三兆八千億と。この中で恐らく四兆のときには老人医療が四千億ぐらいだったと思います。
これは診療報酬支払い方式だけの問題ではないと思います。
○政府委員(大和田潔君) 医療費の増高の原因といたしましては、先ほど申しましたように、人口の増加であるとか、あるいは人口構造の高齢化、医学技術の進歩といったようなものが考えられるわけでございまして、診療報酬支払い方式と現在の出来高払い、これのみを原因とするということはできないと思います。
そして、診療報酬支払い方式の問題については、審議事項から外しまして中医協の方へ回していったわけであります。ばらばらにしたわけであります。そして、老人医療機関の指定制度、これをなくしてしまったわけであります。そういたしますると、老人保健法案の立法の趣旨というものは、これはほとんどざる同様になりまして有名無実になっておるわけであります。
ところが、診療報酬支払い方式までこの審議会で決定するのは反対だという団体が出て、政府・自民党に圧力をかけてまいりました。このことは日本医師会の発行する出版物で明らかであります。それによりますと、診療報酬支払い方式は現行どおりといたしまして、老人保健審議会は廃止することになっております。
適切な老人医療と診療報酬支払い方式のあり方について、国立病院、国立療養所において必要なデータの収集その他調査研究を進めるべきであると思うわけでございますが、この点についてお伺いをしておきたいと存じます。
ここにもその資料を持っているわけでありますが、たとえばこの中に、一つの例で申し上げますと、出来高払いの問題についても当時の園田厚生大臣は、「診療報酬支払い方式について、登録人頭払い、あるいは国民医療費の一定率を限度とする総額請負方式などよく研究してみたい」このように実は答弁をされているわけです。
老人保健法案では、支払い方法は老人保健審議会に諮問し、その答申を得て厚生大臣が決めるという仕組みになっているようですが、御案内のとおり、診療報酬支払い方式がどういう方式をとるのか、これは総医療費、ひいては各保険者の費用分担、それから保険料率、ずうっとつながっていくわけです。これは経験的にも明らかでありますし、またそうなるでしょうね。
○大和田政府委員 現行の診療報酬支払い制度、私どものいまやっております診療報酬支払い方式につきましては、先生おっしゃいますように技術料の適正評価、物と技術の分離ということで適正化をしていきながら、それでもなおかつ問題になりますような不正な、医の倫理にもとるような行為につきましては、それをなくしていくような努力をするという意味におきまして、先生のおっしゃっておられる方向と同じ方向にわれわれは努力をしておる
○吉原政府委員 老人保健の診療報酬支払い方式につきましては、先ほど来いろいろ御質問もございましたように、やはり老人の特性にふさわしい診療報酬のあり方というものを検討していく必要があると思っているわけでございます。
診療報酬支払い方式については、種々なる議論がなされております。現行出来高払い方式には、医療費の歯どめがない、医療費のむだを誘発するといった欠陥があるので、これを基本的に見直すべきであるという議論がある一方に、出来高払い方式には、医学の進歩や社会の変化に対応できる、患者の個性に応じた医療を行えるといった長所があるので、これを変えることは適当でないという考え方もあります。
さらに、現在、老人保健医療に係る診療報酬支払い方式の改正が論議されていますが、政府案では、支払い方式については老人保健審議会が決めることになっています。これは医療保障の根幹をなすものであり、関係各層の合意が不可欠の問題でありますが、政府は、現行出来高払い制を改正するという前提で審議会にゆだねるのか、全く白紙の状態でこれに臨むのか、お伺いいたします。
最初の御質問は、老人保健の診療報酬支払い方式について、いまの出来高払いを変更するということは適当じゃないのじゃないか、こういう御質問でございます。 これは実は、今度できます老人保健審議会で、この問題を含めて慎重に検討してもらおうと思っておるのでございます。
えしておるわけでございますが、この老人保健制度の法律を制定するということで進んでおるわけでございますが、この老人保健制度におきまして何かいい支払い方式がないだろうか、老人の心身の特性を十分考慮したそういった支払い方式というものにつきましてこの制度の発足に先立って十分に検討をいたしまして、最も適切なものにしたいというふうに考えておるわけでございますが、こういった老人保健制度の実施というものの一環として現在の診療報酬支払い方式
○吉原政府委員 いま御質問のございました登録人頭制でありますとか、総額請負制でありますとか、診療報酬支払い方式についてはいろいろな考え方があるわけでございます。諸外国のいろいろな事情等も十分研究をいたしまして、最も老人医療にふさわしい、適切なものを研究をいたしたいというふうに思っておるわけでございます。
なお、診療報酬支払い方式について、登録人頭払い、あるいは国民医療費の一定率を限度とする総額請負方式などよく研究してみたい」、こういう前向きの答弁をなされました。 そこで私はせっかく質問に立ったので提案したいのだが、これは検討検討じゃいかぬ、役所用語の検討いたしますじゃだめなんだ、現実に迫られているのだから。そこで私はいろいろと厚生省の、局長のところの担当官方と悩みながら話を伺っているのです。
なお、診療報酬支払い方式について、登録人頭払い、あるいは国民医療費の一定率を限度とする総額請負方式などよく研究してみたいと存じます。