1978-02-28 第84回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
年一回巡回の健康診断班が回っているということでありますけれども、これもどうも障害者の意には十分に沿っていない現状であります。したがって、医療機関を拡大すべきであると思いますが、この点いかがですか。 第四点は、これは大蔵省にお伺いいたしますが、旧陸軍広島兵器補給廠の忠海分廠の従業員等に対する援護についてであります。
年一回巡回の健康診断班が回っているということでありますけれども、これもどうも障害者の意には十分に沿っていない現状であります。したがって、医療機関を拡大すべきであると思いますが、この点いかがですか。 第四点は、これは大蔵省にお伺いいたしますが、旧陸軍広島兵器補給廠の忠海分廠の従業員等に対する援護についてであります。
○岡本委員 そうすると、イタイイタイ病あるいはカドミのこの鑑別診断班ですか、こういう先生方と別の学者が集まって、そして環境庁から四百五十万ですか、それだけの費用を出して別に見解をまとめる、こういうことなんですか。
病理学的な臨床的な研究は非常にこれはいいけれども、それはそういう研究班のメンバーに入れるべきであって、イタイイタイ病の患者を救済するというそのための鑑別診断班に入れるべきではないですよ、どうでしょう、大臣。
それから、もう一つ、恐縮でございますが、その二月二十四日の鑑別診断班におきまして、例の生野の二例もやはり検討が行われまして、その一例につきまして、特に、生前のレントゲンその他の臨床所見で骨軟化症の所見があるという意見もございまして、これは結局結論は出ませんで、今後さらに検討されるということになっておるわけでございます。
○竹中説明員 カドミの汚染地域につきましては、私ども、暫定対策要領によりまして健康調査を実施いたしておるわけでございまして、その結果、かなり判断のむずかしいものにつきましては中央の鑑別診断班で逐次検討を重ねてきたわけでございます。現在までのところ、神通川流域以外にはイタイイタイ病とみなされる典型的な症例はなかったわけでございます。
○林(義)委員 いまの鑑別診断班というのは、生野鉱山の問題につきましての鑑別診断をやる、こういうことですか。何か、私聞いていますのは、全体のカドミウムの学者に集まってもらってまた学問的な研究をする、こういうふうな話と、どちらでしょうか。
○竹中説明員 ただいま先生のお話の問題は、国で置いておりますイタイイタイ病の鑑別診断班にあがってまいりまして、そこで経過を追跡するということになっておる方々の問題だと思います。御質問のとおり、その点につきまして資料をできるだけ早くお出しいたしたいと思っております。
先般の研究集会でもいろいろな点がはっきりしてまいっているわけでございまして、私どもとしましては、できるだけ早く鑑別診断班におきまして具体的な患者についての解明をしたいと、こう思っているわけでございます。
これは、県のほうが検診をやって、第三次検診を経て十三名を鑑別診断班にあげてきましたけれども、いま言いました人たち、中野こなみさんを除いて全部十三名に入ってないのです。このことについて、どう考えられるか。簡単でけっこうです。
これはこのうちの四人は——五人かもわかりませんが、はっきりしておることは四人は三次検診の上、鑑別診断班に上がってきた十三人に含まれております。この五人の患者についてイ病ではないと判断しましたが、それをさらに確かなものとするために追試ということで京都大学に依頼をいたしました。
三木長官は御答弁の中で、この生野の疑似患者七人については全く富山県と同じであるというような御答弁をされているわけですが、ということは、イタイイタイ病の認定というのは御承知のように診断班がやって、そして国の診断班と県の診断班の中でいろいろと論争があろうと思いますけれども、これは確実に疑いがある——疑いというより富山県と全く一致だということになりますれば、そういう見解であれば、これはイ病認定以前の問題で
なお、残りの一例については、現在県において健康調査の結果を検討しているところであり、そのように関係専門家の間で意見が分かれておりますが、環境庁としては、あらためて鑑別診断班に検討を依頼して念を入れてこの問題を取り扱っていきたいと考えております。
○内田善利君 今度の事件がありまして、あそこに行かれなかった小林教授とか、あるいは萩野医師等は三十八年ごろ行かれて、そのあと全然シャットアウトされたために行っておられないわけですが、新しく健康診断班を組織して住民の要望に従った調査をすべきであると思いますが、この点は長官どのようにお考えですか。
○内田善利君 私はまだ研究会の三例の話などは全然してないわけですが、この萩野先生、それから石崎先生、能川先生、これは環境庁の鑑別診断班の一員ですね。
それから西のほうは、通産省のほうは〇・〇七で厚生省のほうは〇・〇〇五、こういうように明らかに相違が出ておるということは、採水したサンプルに自然水を注水した、隠蔽工作が行なわれたということがはっきりしているわけですけれども、こういった環境調査のもとに行なわれたところの健康診断班ですか、この間も私言いましたが、イタイイタイ病の鑑別診断をやったわけですが、当委員会で再調査、再健康診断をやるというような答弁
したがって、そういった検診班が検診をしたものをもって、こっちで鑑別診断班がやりましても、先ほどの水質の問題で根本のデータが間違った。そのために今日、たとえば鑑別診断班がいろいろ調査するときに、環境はだいじょうぶだというような答えも出しているわけですね。
そういうような状態でございますが、今後どうするかという御指摘でございますが、これにつきましては、私どもは今後検診を続行いたして、また心を新たにして、これに対応するという考えでございますが、県のほうで検診班をどうするかという御議論でございますけれども、検診班につきましては、従来地元の県と長崎大学の方がかんでおられまして、鑑別診断班につきましては、これはいろいろ先生よくおっしゃいます萩野先生も皆さんも全部
この地域におきましては、要観察地域に四十四年春から指定をいたしまして、そして患者が出ればいつでも救済法の指定地域で対応するという決意のもとに現在までやってまいりまして、先ほど申し上げげましたように廷べ数七十二人、実数四十五人の、鑑別診断班でいろいろ患者さんの議論を専門家によってやっていただいたわけでございますが、まだ健康被害として認定する疾病に至らないということが現在までの段階でございます。
○小平芳平君 したがいまして、これも橋本さんが公害課長時代から、長年にわたって鑑別診断班のことについては各委員会で論議の的になってきたわけです。したがいまして、きょう午前中の参考人の意見からいたしましても、イタイイタイ病の観察といいますか、研究といいますか、これについてはどうも従来の姿勢が問われなくてはいけない。従来の姿勢でいいかどうか。この研究班が厚生省時代からいろんな面で問題になってきている。
それで、問題のある者につきましては、中央にあります鑑別診断班に持ってまいりまして、延べ七十二人、実人員四十五人につきまして現在まで鑑別診断が行なわれておりまして、いま経過観察を要する者としましては一名残っております。なおこの点、毎年健康調査をやっておりますので、来年度におきましてもできるだけ早期に、しかも幅広く住民の協力を得てやってまいりたいと、こう思っております。
当時の鑑別診断班の班長さんはあなたでなく高瀬さんだったが、そこでこういう事実があるのです。 これは当時長崎県議会で問題になったわけでありますが、昭和四十五年の十一月二十六日、慰労会の名目で県庁のお役人さんお二人、あるいは厳原の保健所の方二人、町長あるいは町助役あるいは厚生課長、こういう人とともに宴会をやっているわけです。そしてここの町長さんは、もと東邦亜鉛の総務課長をやった人です。
それからイタイイタイ病に関連した鑑別診断班でございます。これは私も班員の一人でございまして、班長は金沢大学の高瀬教授でございますが、その鑑別診断班で検討いたしました実際の試料は、長崎県だけの試料ではございませんで、先生がいまおあげいただきました全部の試料を、萩野先生も含めて十分検討しております。
重松先生の先ほどからのお話では、厚生省の鑑別診断班が、現地調査を行なわずに、あらゆる試料は県の衛生部ですか、そこにお願いをした。したがって、そこの県の試料が間違っておると鑑別診断班の認定というものが狂ってくる、こういうふうに考えてよろしゅうございますか。
これにつきましてはそれぞれ鑑別診断班で鑑別診断をやりまして、その後、イタイイタイ病ではない、こういう結論を出しております。 鑑別診断班と申しますのは、先生さっき御指摘になりました公衆衛生協会に委託されましたそれによって、二つの班がたぶんできておると思います。一つが基礎的な研究をやる班、一つが鑑別診断をやる班ということでございまして、この二つの班を中心に研究が進められてきた。
ただ、私申し上げましたのは、カドミウムの鑑別診断の場合には、いかなる場合でも鑑別診断班の結論を通らなければこれが白か黒か決定されない、こういうことで通達を出して、そういうぐあいになっております。
ただ私が申し上げましたのは、カドミウムの場合はいろいろこの問題に対するむずかしさがございまして、鑑別診断班というのを先生御承知のように設けております。これとこの分科会とは若干性格が違うということをちょっと触れたかったのでそういうことを申し上げたわけでございます。このような審議をされ、このような結論を出されたということが分科会の権能の範囲外だということではございません。
対馬のカドミウムの環境汚染につきましては、現在におきましても毎年一応住民の一斉検診を行ないまして、その結果、最終段階では、中央の鑑別診断班で判定するということをいたしております。
だからこの一月二十五日の鑑別診断班の人たちの会議のときに、すでに一例は骨軟化症らしい、だからここでまとまらぬから第三者の意見を聞こう、二例についてもそうしよう、こうなったのです。二例というのは二人分です。ところがその日に発表されたのは、その二例を削ってしまって、 あとの五人とこの二人を足して七例と、ぱんとやっておるのですよ。それでこういう発表をしておる。
それから、次が、この鑑別診断班の班の構成に非常に問題がある。いみじくも環境庁長官は、さすがに副総理だと思ったのは、もしも審議会やあるいは調査会で、その人選において国民からいやしくも疑惑を招くような人はこれは入れるべきではないということを、二十三日の公害特別委員会であなたは説明された。一歩進んだ、りっぱなものだと思うのです。
そこで、鑑別診断班に対して実は四十七年は約四百万、あなたのほうから研究費を出しているわけです。実はこの鑑別診断班の人選についても、かつてあなたの前任者にもそういった企業の中から一人出ているというようなことで、私、言ったことがあります、そういう人選はいけないということで。ところが、これはまだそのままになっているのですね。
○内田善利君 大体趣旨はわかりますけれども、水俣病のように、検診や診断班の答申を得てそれを行政的な感覚で、感覚といったらおかしいですが、知事が認定する、そういうふうにしたらいいじゃないかと思いますが、この協議会そのものには行政担当官もみんなごっちゃに入っていて、そして医者の意見だけで決定していく、こういう状況です。
それと同時に、行って患者の方々を私は家庭訪問をし、いろいろな方に会ったわけですが、全部診断班に対する不信、いま局長がおっしゃったようにたくさんの不信がある。診断の最中のテープも聞きましたが、聞いておられないような、これが診断かと思うような診断がなされているわけです。
二月に長崎県の油症対策協議会の診断班が来たけれども、そのときには全然一人も新認定がなかった。ところが、福岡の北九州市の中原診療所長が行ったら、十何人の新認定すべきだという人たちが出てきた。そういうことからも、これは現地の油症で悩んでいる方々は、診断班に対する疑問が当然起こってくると思うんですね。そういった実情。 それと、もう時間がありませんので説明をしていきますけれども、黒い赤ちゃんの問題です。
○船後政府委員 先ほども申しましたように、現段階では国の委託いたしております鑑別診断班において検討いたしておる段階でございまして、結論を出しますにはなお資料の不足がございますから、私どももすみやかに結論を出していただくように努力いたしておるところでございますが、なおしばらく時間が要る、かように考えております。
○岡本委員 そうしますと、局長に聞きますけれども、この因果関係の推定規定を削除されて、そのために非常に被害者に不利になっていくいままでの判例を見ていると、どうしても前は厚生省、いまは環境庁に移っている鑑別診断班の、カドミによる慢性中毒によるところのイタイイタイ病だ、しかも、その原因は神岡鉱業所だという四十三年の見解があったから、ここに裁判ができたわけです。
○船後政府委員 政府の行政的見解と因果関係の推定規定とは直接関係はないと思うのでございますが、ただいま御指摘の生野鉱山の問題につきましては、これは兵庫県でもって調査を進めてまいり、それがある程度の段階に達した上で、現在は国の鑑別診断班におきましてその検討をいたしておるところでございます。
さて、いまおっしゃいましたイタイイタイ病、特にそのイタイイタイ病という意味は、認定条件のほうで実は別にきめてございますが、鑑別診断班が出しました、前回の生野に関する見解のとおりに、骨軟化症と思われるレントゲン所見は、あの時点では一応否定しております。
○重松参考人 生野の問題は、私もちろん直接現地も知りませんが、たまたま先般鑑別診断班に生野の資料が提出されました場合に、班長は金沢大学の高瀬先生でございますが、お昼から夜まで延延とやりまして、座長がお疲れになって、私に後半の部分はかわって司会をしろということで司会をいたしたという、まあそれだけの縁でございますが、さて、いま島本先生御質問の、生野の例ははたして腎性骨軟化症であるかどうかということでございます
○重松参考人 その先生のおっしゃる環境庁の発表というのを、私、正確には知らないのでございますが、おそらく鑑別診断班が環境庁に出しました報告書をそのまま出されたのだと思うのです。これはもう御存じだと思いますが、イタイイタイ病に見られる骨軟化症の骨所見を呈した例は認められなかったが、全員についてさらに一部の検査項目の追跡検査を実施した上でカドミウムの影響があるかどうかを判断することとした。