1999-04-20 第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第8号
ただ、今の独占禁止法というのは公的な秩序を維持する法律でございまして、そこへ私的な要素を加味するというのはどういうことであろうかということとか、私訴を認めるにしましても訴権者をどうするかという、極めて細かい問題が山積みになっているわけでございます。 それから一方、独占禁止法には私人の損害賠償請求を認める制度がございますが、この損害賠償の請求制度と私訴制度は裏腹のような関係にございます。
ただ、今の独占禁止法というのは公的な秩序を維持する法律でございまして、そこへ私的な要素を加味するというのはどういうことであろうかということとか、私訴を認めるにしましても訴権者をどうするかという、極めて細かい問題が山積みになっているわけでございます。 それから一方、独占禁止法には私人の損害賠償請求を認める制度がございますが、この損害賠償の請求制度と私訴制度は裏腹のような関係にございます。
これはすべての親告罪的なものについてそれぞれの親告訴権者によつてこれはまちまちであります。これはまちまちになるということがいけないのだ、いやしくも法を維持し、法に違反するようなことがあれば、ことごとく、まあ極端に言えば、草の根を分けても罰しなければこれは公平にならん、こういう考え方も一つの考え方であるかも知らん、法を維持するという点から見れば。