1971-03-11 第65回国会 参議院 商工委員会 第6号
まず、現行機振法、電振法によりまして、開銀、中小企業金融公庫、こういったところから、設備投融資あるいは設備の近代化に必要なお金の呼び水と申しますか、その中核になるような金が約千三百億円特別融資が行なわれております。この千三百億円の特別融資によりまして非常に機械工業の設備が近代化をされ、品質もよくなり、コストも低下を来たしたというような実績があがっておるのでございます。
まず、現行機振法、電振法によりまして、開銀、中小企業金融公庫、こういったところから、設備投融資あるいは設備の近代化に必要なお金の呼び水と申しますか、その中核になるような金が約千三百億円特別融資が行なわれております。この千三百億円の特別融資によりまして非常に機械工業の設備が近代化をされ、品質もよくなり、コストも低下を来たしたというような実績があがっておるのでございます。
それで最近、こういう経済の成長をはかるために、非常に行き過ぎた設備投融資を行なったという見解を私どもは持っております。経済の伸びと個人生活とのアンバランスがいま非常に生じておる、こういうことで非常に問題になっておるわけです。
設備投融資が行き過ぎだから日本銀行と話し合って一割融資を削ろうとしておる。ところがかえって今度は逆にこういうものには直接ではなくても、市中銀行からどんどん流れていっておる。私はこの場合こういうことを言うのは場所が悪いかもしれませんが、実は勘ぐってこういう疑いを持っております。御承知のように米ソの関係が険悪になって、あの北洋の海域というものは非常に危険になってきた。
反対論者は、予算編成の出発点である政府の経済予測、財政規模の見方が甘過ぎ、大幅の減税と積極政策とをあわせ行わんとすることは暴挙であり、設備投融資の過剰、ベース・アップ、減税によって生ずる余裕が消費に流れ、インフレを招来するおそれがあるとしているのであります。
これは大きな重化学工業を初めとして、特殊の重機械工業などの面において現われておりますが、そのほかの面においても、国の経済の実情を、さらに行き過ぎたような、そういう産業面における設備投融資というものが行われるならば、やがてはまた無用な摩擦、競争が起る。
また明年度の輸出は、大臣が何かの折にいつも言っていらっしゃいますけれども、下半期に至っては必ずしも楽観できない、こういうふうに言っておられましたので、輸出産業の点においては設備投融資を行うのか、近代科学化を行なっていくのか、いずれになさいますか。いずれ御答弁は両方とおっしゃいますでしょうけれども、いずれに重点を置くのかをお尋ねいたしたいと存じます。