1975-06-05 第75回国会 衆議院 社会労働委員会 第20号
これは訓令定員です。医療法定員というのはもっとたくさんあるのです。医療法定員は三百四十九床ですが、訓令定員は二百四十六床。それでこの二百四十六床の中で差額徴収をしている部屋があったのです。これは五千円の部屋が三室、三千円の部屋が三室——この差額徴収の問題はまた別の問題ではございますけれども、とにかくそういうような部屋があったということでございます。
これは訓令定員です。医療法定員というのはもっとたくさんあるのです。医療法定員は三百四十九床ですが、訓令定員は二百四十六床。それでこの二百四十六床の中で差額徴収をしている部屋があったのです。これは五千円の部屋が三室、三千円の部屋が三室——この差額徴収の問題はまた別の問題ではございますけれども、とにかくそういうような部屋があったということでございます。
国立療養所全体としては六万ベッドの入れものがあるけれども、現実に患者を入れ診療する能力としては五万ベッド分を確保しようということで、五万なら五万という訓令定員というものを持っております。
しかし、現実に減らすわけにはいきませんので、暫定的には過剰の定員をかかえておりながら、そうして配転等でいけるものは配転をいたしていく、また、退職した者の補充をしないというような方法で長期的に現実の訓令定員に合わせていくという方法をとっております。
それから私をして言わしむれば、まだ独立採算制、特会制の制度を設けて、そうして訓令定員によるところの欠員の不補充、そういうものの範囲内で仕事を無理に強制して、そして皆さん方高級官僚の点数を上げようというような狭い考えが、今日の医師不足を来たしている原因だと私は言いたい。
足りないところへ持ってきて、なおまた新しい訓令定員でその数を減らしていこうとしている。私は一体何のためにこういうことをしているのか。患者さんに対してサービスするならば、多々ますます弁ずる方がいいですね。ところが、どんどん減らしていって、結局人件費を節約して、特に国立病院は特別会計制をやっております。特別会計制のために、どうしてもある程度収入をあげなくちゃならぬ。
○参考人(井上五郎君) これは四月一日にさかのぼりまして、各施設別に訓令定員というものが厚生大臣から出されるわけでございます。現在はまだ訓令定員の配付が定員法が成立しませんために配付はされておりません。
国立結核療養所の医師の昭和二十五年度の訓令定員は一千四百九十五名になつておりますが、本年の一月末の調査によりますというと、現員が一千百九十名、即ち欠員が三百五名ということに相成つております。看護婦につきましては同じく二十五年度訓令定員が九千二百三名でありまして、これに対して二十六年の一月末の現員は六千九百九十八名、即ち欠員が二千二百五名ということに相成ります。