2013-12-04 第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第13号
そのことを取り決めた藤山外務大臣とマッカーサー駐日大使との英文の討論記録というものがあります。(資料提示) このシークレットと判こが押されているもの、それがこのコピーでありますが、九〇年代にアメリカで解禁をされ、そしてアメリカの国立公文書館で二〇〇〇年に私たちは発見をいたしました。
そのことを取り決めた藤山外務大臣とマッカーサー駐日大使との英文の討論記録というものがあります。(資料提示) このシークレットと判こが押されているもの、それがこのコピーでありますが、九〇年代にアメリカで解禁をされ、そしてアメリカの国立公文書館で二〇〇〇年に私たちは発見をいたしました。
手元に配付しております一枚目の討論記録であります。これが核密約の核心と言われてまいりました。これは、一九九〇年代にアメリカが解禁をいたしまして、二〇〇〇年にアメリカの国立公文書館で発見をしたもの、そのコピーを今配付をしております。 当時、このコピーを委員会で配付をして、我が党の当時の不破委員長が小渕、森両総理に国会で質問いたしました。ところが、この存在を否定して、調査すら否定をされました。
こういう討論記録が外務省内にあるはずだから、そう元次官が言っているんだから明らかにしろと言ったら、委員会で当時の与党がそれに答えなかったんです。小渕大臣も、この資料を示して言っても、そういうものはないと文書の存在そのものを否定していたんですよ。なかったものがあったんですよ。 まさに歴代自民党政権が国民を欺き続けてきたんでしょう、答弁で。そのことをどう考えているかということを聞いているんです。
○井上哲士君 この討論記録について、日米間の公式の合意文書であることを認めるのかと我が党の志位委員長の質問主意書に対して、二〇一〇年三月三十日付けで答弁書が出ておりますが、どのように答弁をしていますか。
その中で、日米の合意文書である討論記録、一九六〇年一月六日の存在を認めたものの、これに基づいて核積載艦船や航空機が自由に日本に出入りできるのは米側の解釈であり、日米間でその解釈を共有したことはないということで、この文書が密約であることを否定して、日本政府は破棄しませんでした。 この報告書が出された後、昨年四月六日に、米政府の二〇一〇年版核体制見直し報告、NPRが発表されました。
○笠井委員 大臣に確認したいんですが、昨年の調査の結果、日米の合意文書である討論記録が公表されるに至る中で、日米の外交当局間で、核搭載について、あいまいさを維持した、米艦船の寄港に関する新たなフォーミュラ、方式を見出す必要があるということで協議した事実はありますか。その結果、核密約に関する新たな合意がなされた事実はないでしょうか。
二つ目に、交渉の結果、日米政府が、日米安保条約、そして事前協議についての岸・ハーター交換公文、それから討論記録、この全体及びその解釈を一体のものとして受け入れたことを示しております。 これはまさに、討論記録を作成する過程で、核兵器を搭載した軍艦の寄港は事前協議の対象としないという米側の理解を日本側が受諾したこと、つまり、米側の理解こそが共通の理解だったことを示しているんじゃないでしょうか。
この政府答弁書では、まず第一問、一九六〇年一月の六日に日米間で交わされた討論記録を日米間の公式の合意文書であることを認めるかという設問に対して、次のように回答いたしております。
これを見ますと、五九年の六月十八日に、マッカーサー大使が、条約、それから公表用の事前協議のフォーミュラ、定式を含む交換公文、その定式を説明する討論記録などの米側最終案を手渡して、そしてこれは単一のパッケージだということも言って、丸ごと全体を受け入れるか拒否するかの回答をしてほしいと日本に迫ったと。
○井上哲士君 我々は、討論記録の中身を見てもその後の経過を見ても明確な密約だと考えております。 今大臣は、日米両国間で考え方が違う、そのことは今もそうなんだと、こういうことを認められました。そうであれば、これはまさに現実の問題でありまして、この違いをこのまま放置をしておくわけにはいかない話なんですね。
先日の有識者委員会の報告書は、核搭載艦船の日本への寄港は事前協議の対象としないということをした一九六〇年の安保改定時の日米間の討論記録の存在は認めました。にもかかわらず、これは日米間の合意ではないと、密約ではないとしたわけで、これは成り立たない議論であります。 ただ、一方でこの報告書は、米国側は討議の記録に基づき核搭載艦船の日本寄港は事前協議の対象外との立場を取り続けたと認めております。
○笠井委員 そうだとすれば、当然、討論記録というのは、日米両国政府間の公式の合意文書であるということで間違いないですね。
これがこのリストですが、十七項目ありまして、その十四番目にまさにこの討論記録というのが入っているわけです。 このように、この討論記録を含めた安保条約に係る文書群についての全リストというのは、条約を結んでいるわけですから、日本側にも当然ありますね。
この討論記録では、第一項で岸・ハーター交換公文として発表された事前協議についての取り決めが述べられて、第二項で交換公文の解釈についての了解事項が述べられております。
○岡田国務大臣 そもそも討論記録に対する意義づけといいますか、それが委員と私、違いますので、私は、それを廃棄するという意味もよくわかりませんが、しかし、そういうつもりはございません。
報告書によれば、米国政府が核搭載艦船の日本寄港は事前協議の対象外との立場をとり続けた、そのよりどころとなっているのが討論記録ということになっております。米側は核持ち込みの密約で権利があると理解し、日本側が合意していなくても事前協議なしで続けるということになります。向こうはこの討論記録をよりどころにしている。
○井上哲士君 先ほど大平・ライシャワー会談のことを言われましたが、今示したこの討論記録があったにもかかわらず、次の池田総理が寄港なども持込みに当たるという国会答弁をしたと。そこで、アメリカ側でそれが大問題になったわけですね。
つまり、この英文の討論記録と一言一句変わらないものを日本が保持しているということを日本側の当事者が裏付けたわけであります。 さらに、村田氏の実名証言でそういう存在を一枚紙で事務次官が引き継いできたということも言われてきたわけで、是非、外務省、しっかり調査をして、この討論記録を提出をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
私が言っていますのは、これは一九六〇年に藤山外務大臣と当時のマッカーサー氏が署名をした討論記録があるはずだと、そういう証言も外務次官がしていると、これを出していただきたいと言っているんですが、いかがですか。
その内容は、討論記録、英語ではレコード・オブ・ディスカッションというもので、この中身は、第一項では岸・ハーター交換公文を書き、二項のAでは、藤山・マッカーサー口頭了解にあるイントロダクションについては事前協議の対象であるということを書き、二項のC項では、いわゆる核兵器を積載した艦船の一時寄港、それから核兵器を搭載した航空機の一時飛来、こういったエントリーについては事前協議の対象外である、こういうことを
逆に、討論記録という、私たちが提案したレコード・オブ・ディスカッションというものが、実際にはその目次がきちんと明記されている。
これ通称空軍ではハイ・ギアー作戦、ハイ・ギアー計画とも言っているそうでありますけれども、この計画の中でも、実際に秘密の討論記録がある、レコード・オブ・ディスカッションが存在するんだということを言っている。もうあらゆる政府文書で、アメリカの政府の文書で、公式の文書でそういうふうに秘密協定の存在を繰り返し言っているわけですよ。
まず、この形式ですけれども、私が何遍もアメリカ政府の文書であなた方にお示ししたように、形式は、アメリカ政府は討論記録に署名したと言っています。あなた方は、口約束であって、今のお話だと取り決めはないんだと言われました。 それから、どこで、いつという問題ですが、アメリカ政府は、一九五九年六月二十日に東京で合意して、一九六〇年一月六日に東京で署名して、それから調印式を迎えたと言っています。
私は、一番最初にこの問題を取り上げたときに、安保条約を結んだ一九六〇年一月六日、マッカーサー大使がアメリカの国務長官に対して、きょう藤山外相との間で討論記録という秘密の協定を結んだという報告をしているものを小渕前首相にお渡ししました。
それで、最後に言いますけれども、私どもずっとアメリカの外交文書を調べまして、出発点である一九六〇年一月六日の事前協議に関する秘密合意討論記録、それの全文を記載していると思われる文書を見つけ出しました。それで今吟味中でありますが、次の討論のときにはその秘密協定の全文をたしか差し上げることができると思います。それを提供いたしますから。 事は重大であります。