1956-03-01 第24回国会 参議院 決算委員会 第6号
しかしながら政府といたしましては、軍側が仮使用の形式をもって実際に使用いたしております事実にかんがみまして、既提供施設の解除促進に努力いたし、大部分が解除されておる実情でありまして、会計検査院御指摘の未解除施設の解除遅延は、提供業務の遅延によるのではなく、本代替施設の完成と相待って朝鮮事変の終了により初めて本施設が解除されるものと日米間に了解されていたためでございます。
しかしながら政府といたしましては、軍側が仮使用の形式をもって実際に使用いたしております事実にかんがみまして、既提供施設の解除促進に努力いたし、大部分が解除されておる実情でありまして、会計検査院御指摘の未解除施設の解除遅延は、提供業務の遅延によるのではなく、本代替施設の完成と相待って朝鮮事変の終了により初めて本施設が解除されるものと日米間に了解されていたためでございます。
本年度分については未だ解除をみないため、左記のように本年上期は前年度の繰越金によつて建設工事にいささかも支障を来さないこととして建設工事を継続しましたが、見返資金の解除遅延と繰越金の涸渇によつて現状のまま推移すれば十月以降電源開発の建設工事を中止せざるを得ない事態に立至るものと憂慮されるので、先般来見返資金の早急解除について政府は関係当局に対ししばしば懇願折衝を行い、開発工事には支障なからしめるよう