1955-07-30 第22回国会 衆議院 社会労働委員会 第54号
一方、人工黄変米によります実験では変化が起るということは、現在では少くともイスランジアに関しましては問題ない事実でありまして、チトリヌムの方に関しましても、これは食糧研究所の角田技官、東大の浦口教授のところにおきまして、明白なじん臓障害の報告をしておられますが、これがやはり厚生省報告に漏れておりますので、これらの事実を考え合せますと、動物実験において変化が認められないというふうな結論は、決して得られないのではないかと
一方、人工黄変米によります実験では変化が起るということは、現在では少くともイスランジアに関しましては問題ない事実でありまして、チトリヌムの方に関しましても、これは食糧研究所の角田技官、東大の浦口教授のところにおきまして、明白なじん臓障害の報告をしておられますが、これがやはり厚生省報告に漏れておりますので、これらの事実を考え合せますと、動物実験において変化が認められないというふうな結論は、決して得られないのではないかと
そうやつて一応の結論に達したときに、実は初めからこの問題にタツチしておる角田技官が、これはハルマヘラか何かで変な病名、すなわちぼくらが今まで言つておつたのと似たような見かけのものだが、違うかもわからない、とにかく類似のやつが出た、自分が食つてどうも変なことが起つたというような経験を持つて帰つて来られたわけであります。
発見されたのはこれは農林省の角田技官が、これはむしろ非常な熱情をもつて、いろいろ動物実験をいたしました結果が、日本に入つて来る外米を見るときに、人間にも起るのじやないかというような非常な不安と申しますか、学問的な好奇心と申しますか、そういうもので監視しておつたときに、外米のうちに発見された。そのうちの一、二のものに従来の黄変米、私どもが言つておつた黄変米と何か違うようなものがある。
われわれも時間がないので、その辺ににつては十分究明ができないのでありますが、あなたの方の角田技官によつても十分説明ができない。いろいろと検討しなくちやならぬにもかかわらず、それを一緒に他の会計とプールしてしまつて、食管全体として損害がこれだけあつたというような、そういうようなことでは黄変米という特殊な別象、あなたの方の行政上の問題に対して、経理上の処置が忠実であつたと私は思えぬ。