1948-05-27 第2回国会 衆議院 文化委員会 第7号
さきに第一囘國會におきまして、本委員會としては、觀光事業のための小委員會を設け、觀光行政の整備と、いわゆる觀光審議會の設置に關して審議檢討を續けてきたのでありますが、いよいよ政府においても去る四月上旬の閣議において、觀光審議會を設置することに決し、目下その具體案を練つておるやに聞いております。
さきに第一囘國會におきまして、本委員會としては、觀光事業のための小委員會を設け、觀光行政の整備と、いわゆる觀光審議會の設置に關して審議檢討を續けてきたのでありますが、いよいよ政府においても去る四月上旬の閣議において、觀光審議會を設置することに決し、目下その具體案を練つておるやに聞いております。
ただいま承ると、相當期待すベき行政整理の方法を行われるような御意圖のように承るのでありますが、この機構の整備に伴つて、ただいま問題となつております道路行政の一元化、あるいは觀光行政の一元化というようなことについては、どういう御所見をおもちになつておるのか。
かように觀光行政は六省一院一庁に及ぶといふ錯雜したもので、その間にはいささか衝突重複のきらいがないものもない状態でありますので、小委員會としては、最二段の仕事として、これらの諸官庁に對して觀光關係の法規を立案中のものも含めて提示を求めたのであります。
ついてはこの際觀光事業の重要性を再確認するとともに、各省に分散している觀光行政を統一して、その間の調和をはかり、同時に國家思想もこれを強く表明し得るように、觀光審議会を設置せられたいというのであります。
現在のような各省に分散して行政が行われておるというふうなことでは、到底所期の効果は期待し得ないと存じますので、國家として何らか強力なる機關を設置いたしまして、國民全體の協力によつて觀光事業の振興に關する基本方策を立てまして、これを實施したしますにつきましては、關係各省竝びに團體に對して適切な指示をもなし得る、こういうふうな方法を取ることが、觀光行政の綜合的運營の實を擧げるために必要な根本的な要件であろうと
まず損益勘定について申し上げますと、經費中歳出の増加總額は特一號及び特二號として提出しましたものを合わせまして、二百二億二千百萬圓でありまして、その内容は政府職員の給與改善に必要な經費四十六億六千九百萬圓、内國旅費規則改正により必要な經費五億六百萬圓、物價騰貴により必要な經費百四十七億八千萬圓、地方輸送行政移管に必要な經費七百萬圓、觀光行政機構の擴充に必要な經費百萬圓、鐵道公安強化に必要な經費一千六百萬圓