1947-12-04 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第41号
殊に今囘日光、鬼怒川、川治、鹽原、那須、これを一丸としたしました國立公園の、今まさに指定に相なる段階になつておりまして、この鐵道の完成につきましては、こういした觀光方面の施設の一端とも相なりますので、この際この鐵道の完成につきましては、速やかに現地の實情をさらに御調査願いまして、來年度におきましては速やかに完成されますように、當局の御盡力をお願いいたしておくものであります。
殊に今囘日光、鬼怒川、川治、鹽原、那須、これを一丸としたしました國立公園の、今まさに指定に相なる段階になつておりまして、この鐵道の完成につきましては、こういした觀光方面の施設の一端とも相なりますので、この際この鐵道の完成につきましては、速やかに現地の實情をさらに御調査願いまして、來年度におきましては速やかに完成されますように、當局の御盡力をお願いいたしておくものであります。
いろいろな施設が、觀光方面の施設を直ちに充實するということは非常にむつかしいことはよく分つております。但しこの観光事業につきましても今日の状態を見ますと折角我が國が風光明美な土地であつて、國立公園などもいろいろできておるに拘わらず、大事な風景の場所の樹木なども一方どんどんと伐り出されて、如何にも惜しい。これが一度放置されたならば今後取返しがつかなくなる點も多々あるのであります。
それから觀光のことでございますが、從來の教科課程でございますと、觀光というような方面は、なかなか取上げにくいと申しますより、丁度それが取上げられるようないい教科があまり見當らなかつたのでございますが、今度社會科が生まれまして、そうしてこの社會科に、觀光方面が又澤山取上げられておるのでございます。
たとえば、富士山にケーブル・カーをかけようといふような案は、觀光方面から申せば、非常に歡迎されるのかもしれないのでありますが、あそこの歴史なり、名勝なりを受持つております學者連中から申しますれば、非常にこれを毀損するようなことが殘念になつてまいりまして、從つてそこに意見の相違が出てまいります。
觀光方面から見ましての公園を一元化するというようなことにつきましては、厚生省當局とも十分打ち合わせを遂げました上で、考えてまいりたいと思つております。