1952-05-26 第13回国会 参議院 内閣委員会 第30号
で、ヨーロツパ各国におきましても、この第二次大戦後は観光事業に非常に力を入れまして、特にフランスあたりは、運輸土木観光大臣の下に観光院総裁というものを置いて、特に強力に観光行政を進めておるのでありますが、我が国におきましても、やはりこの際、一面、外貨獲得の面から、又一面、日本に対する列国の認識を深めさせ、延いて国際親善に資する、こういう意味からいたしまして、観光行政について今後力を入れるべき点は多々
で、ヨーロツパ各国におきましても、この第二次大戦後は観光事業に非常に力を入れまして、特にフランスあたりは、運輸土木観光大臣の下に観光院総裁というものを置いて、特に強力に観光行政を進めておるのでありますが、我が国におきましても、やはりこの際、一面、外貨獲得の面から、又一面、日本に対する列国の認識を深めさせ、延いて国際親善に資する、こういう意味からいたしまして、観光行政について今後力を入れるべき点は多々
これに関しまして委員会を設けてやるというようなことも、大いにやらなければならんことであろうと思いますが、將來は或いは観光院若しくは観光省くらいまで行かなければならんのではないかと私は思つておるのであります。あなたは特にこういう点について豊富なる知識御経験を持つていらつしやるお方でありますから、一層一つ政府に御協力あらんことを特に私からもお願い申上げて置きます。
現在の國内の事情からいたしますと、今すぐ観光省とか、観光院とかいうものを設けることは困難であろう。併しながら現在観光関係の事務は運輸省、厚生省等十一の官廳に分轄されており、その間に十分な連絡が付いていない。
無論観光の仕事は運輸省ばかりでなく、厚生省、内務省、文部省の関係がございまして、この頃屡々四相会談を開きまして、この観光事業に対する民間のそれぞれの関係團体と共に研究いたしておる次第でございまして、或いは観光局を作るか、或いは観光院というようなものを作りまして、将來我が國のこの観光の仕事を世界に紹介するということは、非常に必要だと存ずるのであります。併せてお答えを申上げて置きます。(拍手)