1989-12-05 第116回国会 参議院 外務委員会 第2号
例えば食糧援助をやるときに、これらの国の農民に混乱をもたらしてはいけないので、市場価格で売って見返り基金をつくって農業構造改革に支援を与えるべきだとか、それから財政支援につきましても、七〇年代にこれらの国に各国が借款を与えたことが結局経済改革につながらないで膨大な借金として残ってしまった。
例えば食糧援助をやるときに、これらの国の農民に混乱をもたらしてはいけないので、市場価格で売って見返り基金をつくって農業構造改革に支援を与えるべきだとか、それから財政支援につきましても、七〇年代にこれらの国に各国が借款を与えたことが結局経済改革につながらないで膨大な借金として残ってしまった。
ただ御指摘になりました当面の措置をどうするかという問題でございますが、お話のように見返り資金が動き出しますまでの間、相当継続的な工事をどうするか、これはわれわれも眞劍に考えておりますが、見返り基金が出るということがはつきり特当の工事についてわかりますと、市中銀行も割合簡單に資金を融通できると思います。ほんとうのつなぎですから……。
しかし見返り基金の八百五十六億の使い方につきましては、今申しましたように、実のところまだ檢討の途中にございまして、お話申し上げる緯階に至つておりませんですが、資金計画におきまして産業資金といたしまして、一應四千七百五十二億を予定しておりますことは、前会にお配付申し上げました資料の記載通りであります。