1973-04-24 第71回国会 参議院 大蔵委員会 第18号
それから第二点は、わが国が購入したアメリカの余剰農産物の見返り代金は、まあ日銀の合衆国勘定に積み立てられ、そのうち日本政府の借款とされているいわゆる余農債務が国内のかんがい事業、電力開発等の貸付金として運用されているようでありますけれども、その運用の実態を簡明にお答え願いたい。
それから第二点は、わが国が購入したアメリカの余剰農産物の見返り代金は、まあ日銀の合衆国勘定に積み立てられ、そのうち日本政府の借款とされているいわゆる余農債務が国内のかんがい事業、電力開発等の貸付金として運用されているようでありますけれども、その運用の実態を簡明にお答え願いたい。
○広沢委員 まず最初に、余農債務及びガリオアの債務についてですが、余農債務の第一次協定分の債務の総額が一応五千八百三十七万五千ドル、それから第二次の債務が四千七百十六万三千ドルというふうになっているわけでありますけれども、いわゆる農産物の見返り代金として日銀の合衆国勘定に積み立てられた額は一体総額で幾らになっているのか、ちょっと御説明いただきたい。
同協定に基づきまして日本は農産物を購入いたしたわけでございますが、その農産物の見返り代金を合衆国勘定に積み立てました。そのうち、協定によりまして割合は違うわけでございますが、七割とか七割五分とかいう一定の金額を日本国政府の借款として供与される姿になりました。これが余剰農産物債務でございまして、この金額は、第一次協定分が五千八百四十万ドル、第二次協定分が四千七百二十万ドルでございます。
○国務大臣(長谷川四郎君) 他の国からそのような貸し付けの方法の要求があるかというお話でございますが、他の国というのはほかには別にございませんけれども、沖縄から米の供与をしていただきたいということが最近になって入ってまいりまして、沖縄のほうでは、国内の産米の導入をはかって、その見返り代金を第一次産業開発資金に充てたい、こういうような公式文書をもって要請を受けております。
それに基づきまして韓国の業者が応札いたしまして、その見返り代金を韓国銀行に出すわけでございます。その金は韓国政府の資金となりまして、それを特別会計に入れまして、その金を、先ほど大臣が申しましたように、いろいろの無償、有償関係のプロジェクトの、現地におきまして必要とする現地資金に充当する、こういうぐあいに相なっております。
○湯川政府委員 ポンドのイニシアル・フアンドが五百ポンドしかないのに、スターリング協定がそれで実行ができるかという御質問かと思いますけれども、イニシアル・フアンドとして移管を受けましたのが五百万ポンドでありますけれども、そのほかに輸出の見返り代金というものが入りますので、その最初のフアンドと、それから輸出の見返り代金を合せました分で、輸入ををまかなつて行くということで、大体バランスがとれるというふうに
日本政府として、こういうふうなものの、いわゆる國庫に帰属したものの賣拂代金或いはその見返り代金というようなものを、外國貿易特別円資金というふうな会計で整理するということに対して、一体どんなお考えを持つておられるのか、全く私共は趣旨が分らないのですが、日本政府として何が故にこういうものはこの会計において処理しなければならないのだという説明をはつきりお聽きして置きたいと思います。