1970-12-07 第64回国会 衆議院 法務委員会 第3号
そこで、考えられるのは、前の要綱時代に、「危険を及ぼすおそれのある状態を生じさせた者」を罰するというような非常にあいまいな、つかまえどころのはっきりしないような文言を入れてあったので、この法定刑のほうも、自信のない、まあ前があいまいだからあとのほうも割り引きしておくというような法定刑ができたのじゃないかと思う。
そこで、考えられるのは、前の要綱時代に、「危険を及ぼすおそれのある状態を生じさせた者」を罰するというような非常にあいまいな、つかまえどころのはっきりしないような文言を入れてあったので、この法定刑のほうも、自信のない、まあ前があいまいだからあとのほうも割り引きしておくというような法定刑ができたのじゃないかと思う。
英文の方は要綱時代から今日までディスオーダリー・コンダクトということで一貫しているわけなんであります。その「院内の」という言葉が入りました理由は余り正確に私は覚えておりません。殊に当時の関係の先輩の方がおりますから、あとでお教えを願いたいと思いますけれども、私自身としてはそう強い意味でないと考えております。
それらを総論といたしまして、少し各論に入つて見ますると、この法案を先ず私は拜見いたしておりますが、最初の要綱時代からずつと拜見いたしておりまして、この法案を拜見いたしまして、先ず第一に印象を受けますることは、果してこの法案は十分に人身保護即ち機能を発揮せしめる意図を以て、如何なる細かい事件でもこれを取上げ、十分にこの人身保護に盡されておるかどうかをば調査すべき機構として設ける意識があつたかどうか。