1982-07-08 第96回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
○中山政府委員 今回要求になりました米価の算定の方式は、先ほども申し上げましたように、昨年の生産費及び所得補償方式によって計算された米価につきまして、そのうち物財費等の価格のアップ率、それから労賃の価格のアップ率を反映させまして、要求米価四・三七%の引き上げというのを計算してきたわけでございます。
○中山政府委員 今回要求になりました米価の算定の方式は、先ほども申し上げましたように、昨年の生産費及び所得補償方式によって計算された米価につきまして、そのうち物財費等の価格のアップ率、それから労賃の価格のアップ率を反映させまして、要求米価四・三七%の引き上げというのを計算してきたわけでございます。
○井上(泉)委員 いままで食管制度、食管法は堅持する、固守する、こう言うてきておった農協が、ことしの要求米価でそれをやめてきた。
○井上(泉)委員 そこで、四・三七%ということしの農協の要求米価というものは、米をめぐるいろいろの事情とかいうようなものを除いて率直に考えた場合に、決して不当な算出の仕方ではない、こういう認識だけはしておりますか。
ために、本年産米の要求米価は諸般の状況を背景に四・三七%という過去最低の上げ幅にとどまっており、いわば現実的な路線に方向を転換した、こう申し上げましても言い過ぎではなかろうと思います。このことは戦後の米価闘争の歴史を変える私はまさに画期的な出来事であると思います。本年産麦価につきましてはすでに据え置きの答申がなされております。畜産、酪農もまたしかりと言わなければなりません。
それから、五十五年六月の食糧自給率向上、要求米価実現、全国農協代表大会でございますか、これにつきましても特に公選法上の措置をとったという記録は残っていないと、こういうことになっております。
「労働基準法改悪阻止」、「元号法制化、有事立法阻止・反対」、「要求米価幾ら幾らの実現」、「農産物輸入自由化反対」、たくさんありますけれども、とりあえず私は余り時間もありませんからこれだけ申し上げますけれども、要するに、こうしたものは政策の普及宣伝にあなたのおっしゃったそういうそのときの状況の中ではなると、なり得るとならない場合もあるけれども、なる場合もあると、こういうふうに理解してよろしいのですか。
それから食管、いわゆる米価問題では、これは八〇年六月のダブル選挙、ここで食糧自給力向上、要求米価実現全国農協代表者大会ということで、これも同じく日本武道館で八千人の集会が行われデモ行進がされました。「要求米価一万九千七百六十九円の実現」、「農業にふんばりがんばりきく政治」「農産物輸入自由化反対」、あなたたち知りませんて言ったってこういう集会ってわかるでしょう、私が申し上げたのは。
昨年の同時選挙、六月の三日、これは滋賀県、要求米価実現ということで大津市の滋賀会館で滋賀県農協中央会あるいは同農協農政対策本部が主催した、まさにこれも米価要求の大会が選挙期間中に行われているのです。相当たくさんの人たちが、これは屋内の集会ですが、やはり集まっています。当然拡声機を使います。
これは農協の要求米価も上回る金額であります。 そこで、もう一つお聞きしておきたいのは、午前中に私、聞きましたけれども、昨年の計算方法では大体何%のアップになるのか。これについては四・九%のアップというふうに言われましたけれども、これは必要量を七百八十五万トンに落とした数字ではないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。
まず私は、ことしの米価を要求した生産者の皆さん方の運動を見ておりまして、要求米価というこの四文字の復活ということ、そしてまた据え置き打破というスローガンというものを、やはりまず深刻に政府も認めなければならない。
○村沢牧君 五十五年度産の米価決定を目前にして、米価の据え置き打破、要求米価実現の米価運動は最高潮に達しております。 国会においては、米価に関して社会党の呼びかけによって野党六党の共闘も実現をし、政府に対して、米価の三年連続据え置きはすべきでない、生産者米価は六十キロ当たり一万九千七百六十九円以上を実現すること、こうした申し入れも行っております。そのためのまた行動も起こしておるところであります。
○中野鉄造君 農協等による要求米価と政府価格との相違は、先ほどから申しておりました算定要素の採用の仕方が異なるということのほかに、私考えますのは、調査対象農家の規模が違うことである、こういうことを思うわけでございます。と申しますのは、団体による調査の場合はどうしてもいうところの篤農家のような規模の大きい農家を対象とせざるを得ない。
○中野鉄造君 農協や農業委員会系統の一俵一万九千七百六十九円という統一要求米価は、かつての八〇%バルクライン方式を平均生産費に変えるなど、以前からすればいろいろとその算定要素を譲歩させて積算した、いわばもうぎりぎりの要求米価になっているのではないかと私たちは見ております。
御承知のように、全中では来る五月二十二日に要求米価を決定し、六月四日に全国米価要求大会を日本武道館に八千名を結集して行うことになっております。政府としては参議院選挙後に、大臣は七月中旬というようなことを言っておられるようですが、米価決定をすべく、いろいろ日程を考えておられるようでございますが、現在、大方どのような日程の予定でございますか。まずその辺のお答えをいただきたいと思います。
いろいろと話の過程の中で、ことしの農民の皆さん方の要求米価である一万九千三百八十二円というものは、これは応ずることができない、そういうニュアンスでございますが、昨年も据え置き、ことしも据え置き、一部には、もしこのままいくと値段が下がる、いわゆる農業経営というのは相当深刻なそういう危機に当面するのじゃなかろうか、しかも物価の上昇、さらに諸条件が農業界を取り巻いて大変な状況でございますが、私は、大臣が、
○谷本参考人 全日農の要求米価二万五千八百円の中に含まれる稲作労働、これが八時間に直しますと一万二千六百円であります。この一万二千六百円なるものが月給に直すと幾らかというお尋ねでございました。農民の場合に、毎日働くというようなことではありませんが、サラリーマン並みに働いたと仮定して計算する場合に、幾つかの計算の方法があるだろうと思います。
系統農協におきましては、食管の根幹を守るということをその目標とされまして、あるいは要求米価の問題につきましても、あるいは生産調整の自主的な対策に対しましても、何とかしてこの食管制度の根幹を守ろうということで非常に努力をされておることは私たちも承知いたしております。
○谷本参考人 全日農と農協中央会の要求米価の問題についてでありますが、戦後ある一定の時期は農業団体も農民団体も要求米価は一本でございました。それが二つに分かれましたのは、主として稲作労働賃金のとり方等で議論がございまして、二つの米価になってきたという経過がございます。
それから、ただいまの米価の平均生産費方式を全中がとっておる問題に対する御質問でございますが、私どもとしては、昨年、要求米価の算定方式を切りかえる前は、八〇%バルクライン方式というのをとりました。
あなた方が一年ほど前に要求米価二万円ということで見えたときに――私どもは四国でございますから、耕地の少ないところでございます。それで、あなた方が二万円米価とおっしゃったときに、そのとおりもしやったといたしましても、年間三百万の粗収益を上げるとしたら、反当たり十俵を出ましても一町五反のたんぼがみんなに要るわけでございます。ところが、それはなかなか言うべくしてできないことじゃなかろうか。
そこで、農業者は、輸入自由化の阻止運動と要求米価の実現という二つの課題を結合してことし運動を進めているというのが大きな特徴であろうというふうに考えるわけでございます。 次に、生産者米価について、系統農協の要求の骨組みにつき申し上げてまいりたいと思います。 農協の要求米価は、先ほど中村参考人が申し上げたとおり、農業委員会系統と農協関係は統一いたしております。
○谷本参考人 どう対処するかという問題でありますけれども、私ども要求米価は政府に出しておるのでありますけれども、私どもへ回答が来るのではなくて、米価審議会に試算という形で示されます。したがいまして、こうした据え置きについては、撤回要求を生産者委員を通じてやっていただかなければどうにもしようがないなというぐあいに感じたところが一つの偽りない実感であるというところであります。
そしてまた米価についても、バルクライン八〇%方式の立場を堅持することによって要求米価運動を続けていく、そういう運動を強める中で、間違った農政のあり方が転換せざるを得ないような条件をつくっていきたいというのが私どもの考え方であります。
私は、最近要求米価実現や、あるいは農業再建の各地の大会や対話集会に出席をして、農民の皆さんから切実な要求や訴えを聞いておるわけなんです。
全国農協中央会では、昭和三十一年以来戸数累積八〇%バルクライン農家群の生産費を基礎に生産費及び所得補償方式のもとに要求米価の算定を行ってきましたが、しかし、本年度は生産費及び所得補償方式は堅持するものの、生産費のとり方を平均生産費を用いることと打ち出してきましたが、この点に対する政府の考え方はいかがですか。
○説明員(戸塚金郎君) 系統農協の要求米価が本年から平均生産費を基礎にするものに改められたことにつきましては、それなりにすでに評価をしておるわけでございますが、私ども、本年の生産者米価につきましては、これから具体的な検討に入りますので、系統農協なり、あるいは他団体の要求米価についてとかくの意見を申し述べるのは差し控えさしていただきたいと考えるわけでございます。
○津川委員 たとえば、農業団体の中でも全国農業協同組合中央会の要求米価は、昨年よりも少ないのです。かなりいままでも政府に近いものを持っておったのですが、もっと現実的になったので、これはぜひその要求は聞いてあげるべきだということを、私、さらに要請しておきたいと思います。
○津川委員 そこで、生産者の側が、再生産費を補償するような形で、この問から農業団体がそれぞれ要求米価を試算して、それを出しております。私たち、その立場を見たら、なるほどということが、試算した、要求した根拠があるのでございまして、政府はこの農業団体の出しておる要求米価を支持してあげるべきだと思いますが、どんなふうに考えているのでしょうか。
○芳賀委員 今月の十日に全中を中心とした農協関係と全国農業会議所が五十三年度の新しい生産者要求米価を公表したわけでございます。この主要な点については前回の委員会で私から指摘をしたわけでございますが、従来の八〇%バルクライン方式、いわゆる限界地生産費方式を改めて、おおよそ農林省と同じような平均生産費方式でことしは要求米価を算定したわけであります。
したがって、いま農林大臣からそういう評価をいただいたことを考えれば、全中あるいは農業会議所が出しております一万九千二百七十六円というのは非常に妥当な要求米価であると私どもは考えておりますが、これの実現につきまして農林大臣も御賛同をいただけるかどうか、この点はいかがでございますか。
算定方式を変更して、それに基づいて試算された生産者要求米価というものは十日に発表するということになっておるわけでして、これは政府としても関心のある点だと思います。従来農協あるいは農業会議所の行ってきた算定方式は、限界生産費方式の枠内で八〇%バルクラインの生産費所得補償方式でやってきたわけですね。
○小野説明員 ことしの農協のいわゆる要求米価の考え方について、具体的に細部の点については承知いたしておりませんが、いま先生お話しのように、従来の八〇%バルクライン方式、これを平均生産費方式にするということにつきましては内々伺っております。その趣旨は、切迫感のある米価要求、こういうことであるというふうに私ども伺っております。
○戸塚(金)政府委員 農協や農業会議所が、本年の要求米価につきまして御方針を変えられるということでございまして、その具体的な算定をいただきますれば、私どもとしても鋭意検討はしたいと考えております。
昨年夏、郷里の甲府市で開かれました要求米価大会の席上、炎天下のことでもあり、私が先生の御健康に気遣い申し上げますと、「ありがとう、大丈夫だよ、これからだよ」と張り切っておいででした。
○澤邊説明員 政務次官からお答えしておりますのは、一つは、農林省の今度の試算米価をはじくまでの間において、農業団体等といろいろな機会に、大臣も正式に二回にわたって農業団体側の要求米価について事細かに要請の内容についてお聞きをしておる。
昭和五十二年産生産者米価については、大臣も御承知だと思いますが、要求米価実現全国農協代表者大会が、去る六月七日、参議院選を前に、全国六千人の代表が日比谷野外音楽堂に結集して盛大に行われて、参議院選前に大臣に強い要請がなされました。さらに、去る七月十四日、日本武道館に全国の農協代表者一万人が結集して、要求米価実現のために要請がなされて、いまだかつてない熱気を持った大会となったわけでございます。
○野村委員 いずれにいたしましても、米価決定の山場になりまして、全国の農民がこぞって要求米価というものをいま特に要求しているわけですから、次官はぜひひとつこの農民の本当の血と涙の訴えをわが身に体して農民の要求にこたえていただきたいことを強く要求いたしまして、私の質問を終わります。