1987-05-26 第108回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第2号
例えば我が方の支援戦闘機は、先ほど来申し上げておるような対地支援任務あるいは艦艇攻撃任務のほかに、要撃任務、防空任務を持たせておる、アラートにもつけておるということで非常にマルチな任務を持っておる。したがって、その種の飛行機というものが各国共通的にあるというふうには必ずしも思っておりません。
例えば我が方の支援戦闘機は、先ほど来申し上げておるような対地支援任務あるいは艦艇攻撃任務のほかに、要撃任務、防空任務を持たせておる、アラートにもつけておるということで非常にマルチな任務を持っておる。したがって、その種の飛行機というものが各国共通的にあるというふうには必ずしも思っておりません。
そして空対地の非常にすぐれた能力を持っているF16を配備するということになれば、当然F15による制空といいますか、あるいは、要撃といっても制空でもあるわけですね、要撃任務を持って制空するといいますか、そういう関係にどうしてもならざるを得ないんじゃないですか。そういうことはやらないんだということですか、あるいはやっちゃいけないということなんですか、そこらはどうでしょう。
○夏目説明員 航空自衛隊のF15はあくまでも要撃ミッションを主任務とする航空機でございまして、いま先生のお尋ねのような運用の形態というものを仮定の話でございましたが、私どもはあくまでもF15は要撃任務に使うという前提で採用し、整備を進めているというものでございます。
この場合に、当時は航空自衛隊の勢力が十分でございませんでしたので、アメリカの航空機も要撃任務についておったわけでございます。その際に、それぞれの指揮系統に従ってやるということ、それからそれぞれの規定に従ってやるということを取り決めてあるわけでございます。そして、航空自衛隊がその任務につきますときには、内訓を定めましてその対応の措置を決めたわけでございます。
○伊藤(圭)政府委員 御承知のように、平時において現実の任務を与えられておるのは航空自衛隊の要撃任務でございます。その要撃任務を――領空侵犯措置の任務でございます。その領空侵犯措置の任務を果たすに当たりましての行動の基準といいますか、そういうものを大臣の命令で出しているのが内訓でございます。
私どもが選定をする際の対象機となったものは、いずれも、いわゆる要撃任務と、それから攻撃任務と両方兼ね備えた飛行機であったわけでございます。具体的に申しますと、たとえばF1というような飛行機にいたしましても、F105という飛行機にいたしましても、攻撃能力をかなり持った飛行機であったわけでございます。
したがいまして、F4Eのときですら私どもはそのおそれがあるということで爆撃装置を外すというような御決定をいただいたわけでございますけれども、本来的にいわゆる要撃任務に最も能力を持っているF15、一九八〇年代の後半以降のそういった目的のためにつくられた飛行機が、いま先生が四千六百キロの航続距離で航続距離が長いという、それだけで脅威を与えるということにはならないというふうに考えている次第でございます。
しかしながら、日本のように要撃専門にこのファントムを使ったというのはきわめて例が少のうございまして、世界各国約四千機のファントムが採用されておりますが、そのほとんどは、要撃任務と同時に同じぐらいのウエートを持って対地攻撃能力というものを評価しているわけでございます。
しかしながら、きわめて性能のよい飛行機でありましたので、要撃任務にもすぐれた性能を発揮しておったわけでございます。したがいまして、あの時点では、要撃戦闘機として最も適したものとしてファントムを選んだわけでございます。
同時にまた、日本に百二十三機売らなければならないからそういうふうな発言になったというふうには実は考えていないわけでございまして、百二十三機というのは、昨年十二月九日の内定の段階におきまして、私どもは、五個飛行隊とファントムの四個飛行隊をもってここ当分の間防空要撃任務を持つ飛行隊を維持していきたいと思っておりましたけれども、昨年の十二月二十一日の国防会議の御決定に従いまして、一年間、FXの選定といいますか
したがいまして、飛行機そのものはそれぞれの用法によって最も適したものを選ぶというのが従来からの方針でございますし、今後もわが国の防空作戦上、要撃任務というものを中心に考えてまいりたいというふうに考えておる次第でございます。
わが航空自衛隊が、まだ要撃任務といいますか、対領空侵犯措置、その任務も果たせない時代、すなわち昭和三十年代の初期におきましては本土にもたくさんの米軍機がおりまして、平時には領空侵犯任務、そしてまた有事の際には要撃任務にもつくような体制であったわけでございます。それが昭和四十年になりましてから、本土におきます米国の航空部隊というのはいなくなりました。
それからレーダーとのコンタクトでありますけれども、これは従来総隊、つまり戦闘任務といいますか、そういう要撃任務を持っている部隊は、すべてレーダーとコンタクトをいたしております。しかしながら、訓練部隊の一部はレーダーとのコンタクトはできておりません。
そうしますと、F4の部隊が要撃任務に当たる、緊急発進、スクランブルはおそらく今日の状態ではF4の部隊がやっておるだろうと思います。そこで来年以降変更になりました場合には、F4の部隊が参りますので、米軍の部隊は要撃部隊はなくなって、支援戦闘機の部隊に変更するだろう、これはわれわれが見込んでおります。そうすると要撃は米側がやらない、ですから緊急発進はわがほうが担当するということになろうと思います。
搭乗員は、先ほど申し上げましたように、要撃任務を与えられておっても、サイドワインダーというのは、先ほど申し上げましたように、撃てばおしまいだ。そうしますと、自分の任務を果たすためには、バルカンにたよらざるを得ない。どうして半分しか搭載しないのですか。お答えを願いたい。