1978-04-18 第84回国会 衆議院 法務委員会 第17号
現実に過激派によるハイジャック事件というのよりも、もっと要人誘拐というふうな形で移っていくだろうと思いますけれども、基本的に日本の赤軍と海外の赤軍派との違いは、ブラックセプテンバーにしても、赤い旅団にしても、西独赤軍にしても、常に秘密の組織であるわけです。
現実に過激派によるハイジャック事件というのよりも、もっと要人誘拐というふうな形で移っていくだろうと思いますけれども、基本的に日本の赤軍と海外の赤軍派との違いは、ブラックセプテンバーにしても、赤い旅団にしても、西独赤軍にしても、常に秘密の組織であるわけです。
○志苫裕君 この点は、ハイジャックに対する万全の措置はもちろんでありますが、何か西独赤軍ですか、これが、もうハイジャックはやめて今度はだれか要人をねらうというたぐいの声明をつい最近にも出しておるわけでありまして、そういう点についての配慮も甘く見ない方がよろしいのではないか、このように意見を申し上げておきます。
もう一つは、西独の赤軍——西独赤軍という問題がありますが、これは西独の赤軍というのは、いろいろ情報資料等によりますと、革命などというようなことを考えておるわけではありませんで、ニヒリスト、あるいはアナキスト、むしろニヒリストグループではないかと、こういうふうにいわれておるわけでございます。
それからスウェーデンのストックホルムの西独大使館にゲリラが襲撃をして、十二人の西独大使館員を人質にして、そして西独赤軍たち二十六人の釈放を要求した。この事件のときにシュミット首相は、御承知のとおりゲリラの言うことを聞かなかった。その結果、自爆といいますか、爆薬を独人たちが仕掛けて、犯人は一人死んだけれども、あとは逮捕された。