1993-04-21 第126回国会 衆議院 外務委員会 第4号
さらに十五世紀にはビザンチン帝国がオスマントルコ帝国に滅ぼされて、西欧帝国主義の出発点となるのに対しまして、帝政ロシアの圧力をも体験している。我が国は、徳川幕府が倒れまして、新しく帝国主義になった。こういう、国の出発点が実は似ているわけでございます。
さらに十五世紀にはビザンチン帝国がオスマントルコ帝国に滅ぼされて、西欧帝国主義の出発点となるのに対しまして、帝政ロシアの圧力をも体験している。我が国は、徳川幕府が倒れまして、新しく帝国主義になった。こういう、国の出発点が実は似ているわけでございます。
明治の維新において、中国まで領土化した外国の侵略に対しまして、西欧帝国主義の侵略に対して、明治維新が日本の第一の危機であります。第二の危機は、戦争に負けた戦争のときであります。そうして私は、それに匹敵する第三の危機がいま来ておると思うのだが、あなたはそれだけの危機感を持っておられるかどうかということが、私は実は心配しているのであります。
「日本が明治以来、このように強大な西欧帝国主義の牙から、アジアを守り、日本の独立を維持するため、台湾を経営し、朝鮮を合邦し、満州に五族共和の夢を託したことが、日本帝国主義というのなら、それは栄光の帝国主義であり、」こういうように言っている。この考え方はあなたの考え方なんだ。
十分な調査がなければ、もうしばらく黙っていて、そうして国連の円滑な運営を望むというくらいの発言をなさるならば、保守政党のそれも一見識であろうと私は思うのですけれども、西欧帝国主義国に追随して、そうしてハマーショルドを積極的に材料もなく弁護するような印象を与える談話をされたという新聞記事を見まして、またもやこれは、アジアの一員と言いながら、西欧帝国主義の残滓をもっている国の一員のうしろを金魚のうんこのようについていこうとしているのではあるまいかという
かつて岡倉天心は、アジアは一つであると喝破いたしましたが、西欧帝国主義の侵略のもとで分断されたアジアは、当時は決して一つではなかったのであります。しかし、第二次大戦においてアジアの諸民族は、その支配を脱して独立を完成いたしました。侵略者の手から祖国を取り戻し、アジアに返ったのであります。
日露戦争まで、日本は、アジアの先進国として、西欧帝国主義のためにしいたげられたるアジアの被圧迫民族の憧慢の的であり、中国国民党の革命、インドの革命も、日本に影響せらるること甚大であったのであります。
このガンジー翁の政策こそは、アジアに共通せる偉大なる精神であって、軍事的に無能力なるアジアの民族が西欧帝国主義の羅絆より解放されたる政策でありました。これこそ、弱き者の自衛権の発動であります。(拍手)いかなる暴虐者といえども人間の魂の自由を奪うことができないからであります。
これは、米英を先頭とするところの西欧帝国主義陣営が、第三次世界戦争準備のために必死になつて軍備の大拡張をやつておる。そのために国民に増税を強制しております。この西欧陣営に仲間入りをいたしました日本が減税をやるのは世界の情勢に逆行しているのではないか、この世界的標準にならえとドツジ氏は指摘していると、われわれは解釈するのであります。
いまや東亜の被圧迫民族は西欧帝国主義の長期にわたる侵略の手を払いのけ、独立と自由と平和のために何ものをも恐れることなく立ち上つています。イランでもエジプトでも、偉大なる民族解放革命の歴史が繰広げられています。
○田島(ひ)委員 ひとり日本だけがかかる屈辱的な西欧帝国主義のための墓場となることは、断じてあり得ない。国鉄、日教組、全自労を初め、労働者、農民、学生、家庭の主婦たちも、至るところで怒りに燃えて批准反対の決議、全面講和、再軍備反対の署名運動を弾圧のあらしの中で進めている。吉田政府は国民の生活を欺くことはできない。