1999-02-02 第145回国会 衆議院 予算委員会 第8号
当時の記録を読んでおりますと、三万点に上る伝票があるから、そんなの二カ月も三カ月もかかるからできへんのやというふうな当時の予算委員会での西村政府委員の答弁なんかございますけれども、やはりこういう大きな事件というのは、まず連絡をして、共同して事に臨むということが必要になってきているんではないか。
当時の記録を読んでおりますと、三万点に上る伝票があるから、そんなの二カ月も三カ月もかかるからできへんのやというふうな当時の予算委員会での西村政府委員の答弁なんかございますけれども、やはりこういう大きな事件というのは、まず連絡をして、共同して事に臨むということが必要になってきているんではないか。
○西村政府委員 たしか前回の決算委員会においても、委員の方から富士銀行の内部資料等の御指摘があったように記憶をいたしておりますけれども、御指摘のような内部資料の内容をも担当者が拝見をいたしましたと、こういうことでございます。
○西村政府委員 私は、日付をさかのぼるということ自体の確認のことを申し上げているわけではございませんで、このような報告全般に対しまして、私どもは富士銀行から御報告を受けたことを確認をしている、こういうことでございます。
○西村政府委員 笹川先生の表現でお示しいただいたわけでございますが、私どもの考え方とその基本において一致しているものと考えております。
○西村政府委員 自己資本比率は四・六四%となっていたと聞いております。
○西村政府委員 そういうことを念頭に置いてこの議論は進められております。
○西村政府委員 不良債権全体の数字は昨年の九月末で三十八兆円と申し上げているわけでございますけれども、そのうちどれだけかというお尋ねかと存じます。 これを住専とそれ以外というふうに分けて、全体としてお答えを申し上げますと、十兆円余りがノンバンクの不良債権ということになろうかと存じます。
○西村政府委員 今まで破綻をいたしましたノンバンクの中には、系統が融資をしていた例もございます。兵銀ファクター等二十社につきましても、そういう例の一つではございます。
○西村政府委員 関係者の間で話し合いがうまくいかなかった場合には、その場合の一つの手段として法的な処理をしやすくするというのが今回の法案の趣旨でございます。
○西村政府委員 その答申の中で、金融制度調査会の答申の中で公的資金に関して触れられた部分を主としてここに御説明をしているところでございます。もし必要でございましたら、御説明をさせていただきます。
○西村政府委員 好ましいか好ましくないかというよりも、実態を正確に決算に反映させますと、今回のような決算結果になりますということかと存じます。
○西村政府委員 それは、直系ノンバンクであれ何であれ、株主が、あるいは出資者が、その会社の処理について関心を持ち処理に当たるということは当然のことでございます。
○西村政府委員 東京都が東京都信用組合協会とともに回収に当たっております部分につきましては、従来と同様の体制をとることになっております。
○西村政府委員 富士銀行のこのような問題につきましては、大蔵委員会あるいは決算委員会でたびたび御質問いただきまして、また、御指摘もいただきまして、当局といたしましては、その都度富士銀行から報告を受けるとともに、必要に応じ関係書類等により確認しているところでございます。したがいまして、私どもは、現段階で富士銀行の報告に疑問があるというふうには考えてはおりません。
○西村政府委員 六月十七日に御一報があった際に、御説明の中にそのような事項がそのような基本的な考え方の中に示されている要素も含まれておったとは思いますけれども、今御指摘の文書そのものを私ども存じませんのです。その内容をすべて御報告があったかどうかは確認はいたしておりません。
○西村政府委員 六月十七日に私どもに御一報があったわけでございますが、その御一報をされるに際して、内部でどのような検討が行われ、内部でどのような資料がつくられたか、そこまで私どもが承知しておったわけではないと考えております。
○西村政府委員 法律そのものの中にそのような原因分析というものは含んでおりませんが、そのような分析、反省の上に立って今回の法案を御提出申し上げているところでございます。
○西村政府委員 たしか十八万人ばかりだったと記憶しております。
○西村政府委員 そのような問題を防ぐためにはいろいろな措置が必要かとは存じますけれども、今回御提案申し上げております信用組合につきましても、銀行、信用金庫等と同様に、その常務に従事する役員等の兼職等を原則として禁止するということは、御指摘のような弊害を防止することにつながるものと考えております。
○西村政府委員 御指摘もございましたので、富士銀行に対しましても、今までの対外的な御説明以上に何か問題があるかどうかという点については確認をいたしましたが、今までこの問題について御説明はいろいろな場で十分してまいっておりますし、それ以上のことはございませんということでございました。
○西村政府委員 隠ぺい工作という趣旨のことで申し上げておるわけではございませんけれども、御指摘のような問題についてさらに我々が説明を伺っておくべきことがあるかということについて、十分今まで御説明申し上げてまいりましたという趣旨のことを承っておる、こういうことでございます。
○西村政府委員 現段階で報告を受けているわけでございますけれども、現段階での私どもの判断といたしまして、同行が組織ぐるみで隠ぺい工作を行ったというふうには理解をいたしておりません。
○西村政府委員 それはまさにいろいろでございますけれども、例えば、大臣からも御説明を申し上げておりますように、国会での御審議の状況だとか、そういうことも含めまして、我々が承知をいたしております住専問題をめぐる環境というようなことについても御説明を申し上げている、こういうことでございます。
○西村政府委員 先ほども申し上げましたように、母体行、これは重要な株主で、出資者でございますので、そのような立場から、住専の処理あるいは再建につきまして重大な関心を持ち、そのような協議をするということは、他の株式会社にも通ずる一般的なことでもあろうかと思います。
○西村政府委員 住専の処理につきまして、いろいろな機会に母体行あるいはその他の金融機関の方々と意見の交換をするということはしばしばあることでございますけれども、今御指摘のような御提案を申し上げたということは、私の承知いたしております限り、ございません。
○西村政府委員 この条項は、いわゆる二次ロスと言われているものに関する規定でございます。
○西村政府委員 今回の処理策では、株式投資あるいは土地の購入というようなものも含めまして、破綻をいたしました場合に処理せざるを得ない損失全体を対象にして処理をするという提案になってございます。
○西村政府委員 五・五兆円を返済するということも、六千八百五十億円の政府支出をお願いするということも、この政府の処理案のそれぞれ重要な要素であろうかと考えております。
○西村政府委員 基金拠出金の規模といたしましては、全体で一兆円ということが考えられております。そして、低利融資につきましては、全体で六兆八千億程度になろうかと思いますが、母体行、一般行、そして系統金融機関でおおむね三分の一ずつそれを分担をするという基本的な考え方に立っております。
○西村政府委員 これは、契約に基づいて負っております債権債務関係、その債務者から取り立てるものでございますので、税という形で広く国民からいただくという性格のものではない、もともと契約上負っている義務に基づいて支払ってもらうものでございますので、税という形ではなく、回収をし、それを国庫に納付するという形にしたものでございます。
○西村政府委員 基金あるいは低利融資という問題につきましては、現在関係者の間で協議が進められているところでございますが、基本的な考え方につきましては、関係者の間で既に合意ができておると考えております。
○西村政府委員 系統金融機関に関しましては、紹介というような事例はないものと認識をいたしております。
○西村政府委員 十二月時点において存在いたします契約どおり、すなわちこの利払いを行うという形での計算をしているということでございます。
○西村政府委員 繰り返しになって恐縮でございますが、全く御指摘のような問題点があるという ことは私どもも認識しているわけでございます。そういう状態を一日も早く是正をするために、予算及び法案を御審議いただき、私たちも一日も早く着手をさせていただきたいと考えているところでございます。
○西村政府委員 結果として、このような税収増をもって国への新たな寄与を行うというような御趣旨と私ども解しておりますけれども、そのように、ここで国会に御報告するというのは、リストラの実施状況について定期的にフォローアップし、公表された結果を御報告するというふうに理解をしておるわけでございます。
○西村政府委員 この点につきましては、既に民間金融機関が公表した結果を取りまとめまして国会に御報告するという御指示のように承っておりますので、公表されたものを御報告することは差し支えないと思っております。
○西村政府委員 今まで御要望のありました資料につきましては、そのもとの資料が銀行あるいは住専あるいは行政の中にあるものそれぞれ、御要求のあるものに対しまして誠心誠意対応してきたというふうに考えております。
○西村政府委員 三月二十八日付で日本共産党から御要求のありました資料につきましては、現在予算委員会の理事会でお取り扱いについて協議が行われていると伺っているところでございます。
○西村政府委員 最高限度額についての届け出がなされていたということを申し上げたわけでございます。
○西村政府委員 今申し上げましたように、金融制度調査会の答申では、納税者にも負担を求めざるを得ない場合があるとの考え方が示されておるわけでございますが、それを具体的にどのように法律の中で検討していくのかということについては、現在その内容を関係方面において検討中のことでございまして、いろいろな方法が考え得るであろうかと思っております。
○西村政府委員 この三つの法案、現在作業を進めておるところでございますが、合わせまして四百条を超えるような極めて膨大な法案でございますし、また内容的にも、極めて難しいといいますか、法律的に検討を要するべき課題もございまして、現在鋭意作業を進めておるところでございます。
○西村政府委員 今国会に提出を予定しております三つの法案のうちに、金融機関の更生手続の特例等に関する法律案というものがございます。これは、金融機関の破綻処理に係る裁判上の手続の整備を図るものでございます。